geppoの円形コタツでつくる6畳のダイニングスペース
冬の必需品といえば「コタツ」。
暖房器具としてはこれほど頼りになる存在はありませんが、インテリアとの相性を考えると、ちょっと悩むところ。
しかも、冬が過ぎれば今度は「どこに片付ける?」と、収納の問題もでてきます。
そこで今回は、マンションのLDスペースにもセンスよく馴染むgeppoの円形コタツを主役にしたコーディネートのご提案です。
インテリア性が高くスタイリッシュなgeppo円形コタツなら、シーズンオフもそのまま使うことができ、1年中モダンな空間を演出できます。
■飛騨の匠を受け継ぐ技術力とシンプルモダンなデザインで完成させたgeppo(ゲッポ)シリーズ
〜ダイニングテーブルとしも完成度の高い円形コタツ、ロースタイルに最適なTVボード〜
日進木工のgeppo(ゲッポ)シリーズ(2011年〜)は、ナラの無垢材を使ったシンプルモダンな家具で、住賓館でも人気が高く、特に北欧スタイルの空間づくりを目指す方は必ずと言っていいほどチェックされるシリーズです。
その人気は素材やデザインだけでなく、曲げ木や角ホゾ構造、フィンガージョイントなどの加工技術の高さから長く使い続けられる家具としても高い評価を受けています。

そのgeppo(ゲッポ)シリーズから2012年に登場した円形コタツは、モダンでスタイリッシュなデザイン性だけでなく、細部にまで施された高い技術力と丁寧な仕事ぶりで注目を集めました。飛騨の匠の技を受け継ぐ日進木工ならではの技術力です。
特に当時のインテリア調コタツの場合、その天板はヒーターの熱による反りを嫌って突板仕様が主流の中、無垢板を採用し、反りの問題を加工技術でカバー。美しくも丈夫で機能的なコタツを実現させました。
しかもテーブルとしての完成度も高く、一年中使えるダイニングテーブルとして購入される方も少なくはありません。
今回は、このgeppo(ゲッポ)の円形コタツと同シリーズのTVボードを組み合わせて6畳(3,820×2,860mm・本間サイズ)のダイニングスペースにセットしました。
円形コタツは、直径1200mmタイプで、脚間も広く4人家族もゆったりと座ることができます。
TVボードは、ワイド幅1600mmで、高さは252mm。コタツに座ってテレビを見ることを考えて低い位置に設定。これならゴロンと横になってもテレビを楽しめます。

床にはシンプルモダンの空間にも馴染むギャッベを採用しました。
ギャッベとは、イラン南西部のシラーズで生活する遊牧民によって織られる毛足の長い絨毯です。草木で染めた羊毛を手作業で織り上げるギャッベは、フカフカと厚みがあり、冬はあたたかく、夏はサラッとした肌触りで1年中重宝します。
今回はナラ材の風合いを生かしたオイル仕上げの薄いカラーの家具に合わせて、グラデーションのあるブラウンカラーのギャッベを敷きました。
■日進木工 geppo(ゲッポ)円形コタツ NFT1200
geppo(ゲッポ)円形コタツの天板は、ナラの無垢材、柾目のはぎ合わせで高級感があり、円形でこれだけ美しい表情を見せるには高い技術力が必要となります。リビングテーブルとしても美しいコタツです。
また、無垢材は拭き直しなど後々のメンテナンスも簡単にでき、手入れをしながら長く使い続けられます。
天板裏には、厚みのある2本の反り止め材を設けたしっかりした造りになっています。
一般的に円形コタツでは熱による反りを心配して無垢仕様の天板を採用しているメーカーは少ないのですが、日進木工は素材と技術力で無垢板でも反りの少ない天板を実現しています。
脚の形状も天板のカーブに合わせて丸みを持たせ、足が当たっても痛くない造りになっています。
ちなみに反り止め材の面小口も滑らかな面取りが施され、こちらも足が当たっても痛くない配慮がなされています。
こうした見えない部分まで丁寧に作られているのが日進木工の家具です。
天板を支える台枠に施されたフィンガージョイント。
滑らかで美しい曲面と強度を両立させた日進木工が得意とする技法です。
良い家具は隠れた部分ほどしっかりと丁寧が仕事が施されています。
天板も台枠も面小口の仕上げが滑らかです。
天板と台枠は簡単にネジで取り外しができ、冬場は天板と台枠を離してコタツ布団をセットすることができます。
コタツ用ヒーターは、43mmの薄型設計で足を入れても中は広々。 消臭機能や手元コントローラー付きで機能性の高さにも注目です。
■日進木工 geppo(ゲッポ)TVボード W1600
geppo(ゲッポ)TVボードもコタツ同様、ナラの無垢材仕様のスッキリとしたデザイン。
ナチュラルなお部屋にも和室にも馴染みます。
geppo(ゲッポ)TVボードは、脚を付け変えることで高さを変えられます。
今回はコタツの高さ(370mm)とのバランスを考えて、低いタイプの252mmの脚を付けました。コタツに座ってテレビを見るのにちょうどいい高さです。
両側の2つの引き出しは、スライドレール付きで開けやすく、DVDソフトなどを収納できます。
中央の機材収納スペースはオープンタイプになっています。背板には配線口もあり、この背板は取り外し可能なので配線時に重宝します。
床に座るロースタイルの生活の場合はオープンタイプが便利です。
天板も前板も小口は面取りが施され、前板自体もなだらかな曲線を描いているのでとてもやわらかな表情です。
手の当たりもやさしく、ほっと癒やされます。
■ノルズィ工房 ギャッベ
今回床に敷いたギャッベは、グラデーションのあるカラーとスクエアのデザインがモダンな空間に合う一枚。
北欧スタイルや和室にもおすすめのギャッベです。
スクエアのデザインは、コテ焼きでラインをつけ、その後ハサミで整えて仕上げたものです。
焼きを入れることで表面に凹凸ができるために立体感が出て、奥行きのある味わいが生まれます。
ギャッベは、100%ウールの手織り絨毯なので、夏や涼しく、冬はあたたか。一年中快適な肌触りで過ごせます。
◆Select Point
マンションのモダンな空間にも違和感なく馴染むコタツであり、1年中使うダイニングテーブルとしても魅力的な家具として選んだgeppo(ゲッポ)の円形コタツは、円形という形状から省スペースにも収まる家具としての長所も持っています。
キッチンに面した6畳のダイニングに置いても、キッチン、窓、リビングスペース側の3方に動線を取ることができ、椅子を必要としないコタツなのでコンパクトなスペースでもゆったり過ごせます。
さらに組み合わせるTVボードや敷物もシリーズやカラーを合わせることで統一感が取れて、空間を広く見せてくれます。
【コーディネートに使用したアイテム】

メーカー 日進木工
商品名  geppo(ゲッポ)円形コタツNFT1200
サイズ  φ1200×H370(mm)
販売価格 138,000円(税別)

メーカー 日進木工
商品名  geppo(ゲッポ)TVボードW1600
サイズ  W1600×D400×H252(mm)
販売価格 156,000円(税別)
※オイル仕上げの場合プラス13,650円(税込)

メーカー ノルズィ工房
商品名  ギャッベ
サイズ  W2270×D1730(mm)
販売価格 1,109,000円(税別)

※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
6畳の限られたスペースでも家族4人がゆったり食事ができ、ゲストが来た時にも対応できるお部屋づくりをご希望の方におすすめのコーディネートです。
また、低めの家具を揃えたロースタイルのインテリアで、圧迫感なく、開放的な空間を確保したい方、床に座ったり寝転んだりしたい方にもピッタリです。
もちろん和室のコーディネートとしてもおすすめです。
■今回ご紹介した製品をYouTubeでご覧いただけます。
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