3畳間につくる落ち着きのある大人のプライベート空間

寝室横の納戸や、階段下やリビングダイニングにできたデッドスペース、みなさんどのように使っていますか?
上手に使いこなせずに、ゴチャゴチャと片付かない、単なる物置空間と化していませんか。
そこで今回は、納戸やデッドスペースを書斎や趣味を楽しむプライベート空間に変えるご提案です。
3畳(2,400×1,600mm・公団間)のスペースに土井木工のミーオワーキングデスクと柏木工のCHIC(シック)アームチェアをセッティングして、落ち着きのある大人のプライベート空間を作り上げました。
■熟練の職人が丁寧に作り上げるブラックウォールナットのデスク&ワゴン
〜土井木工ミーオワーキングデスク・デスクワゴン
豊富な良材と婚礼家具づくりで培った技術力でこだわりの家具を作り続ける広島県府中市の土井木工。
熟練の職人が材を選定し、妥協することなく木合わせを繰り返して作られる接ぎ合せの家具は、婚礼家具の鏡板に見られる日本の美意識を見事に継承し、凛として美しく、奥ゆかしくも本物の輝きを放つ家具に仕上げられています。
今回選んだミーオワーキングデスクとデスクワゴンは、デザインはとてもシンプルですが、シンプルがゆえに材料や技術力の高さ、丁寧な仕事ぶりが感じられます。
デスクとワゴンの天板の接ぎ合せは、まるで一枚板のように美しく、引き出しの前板も木味の揃った見事な出来栄えです。
面小口や見えない部分の仕上げも一切手を抜かず、オイル調のマットなウレタン塗装に至るまで職人のこだわりとプライドが感じられる本物と呼べるデスクとワゴンです。
今回のデスクのサイズは、ワイド2,000mm、奥行き500mm、高さ700mmで、天板の厚さは30mm。デスクワークはもちろん、お茶したり、パソコンでブログチェックしたり、趣味を楽しむデスクとしても最適な大きさです。
希望や設置スペースによりサイズオーダーもでき、ワイドは1,000mm〜2,400mmまで100mm単位で設定でき、奥行きは450mm〜700mmまで50mm単位でオーダーできます。
デスクの天板は、3枚の板を接ぎ合わせて仕上げられていますが、木目の流れや向き、色調が整い、まるで一枚板のように美しい表情をみせています。
塗装仕上げはマット調のウレタン塗装で、オイル仕上げのようにしっとりした質感があります。
天板奥には配線口があり、すっきり配線できます。
デスク奥の内側には、3穴のコンセント(5個口)が2箇所に付いています。
これだけあればいろいろと便利。希望で1箇所にしたり、位置もオーダーできます。
素材は、ブラックウォールナット以外に、イエローバーチ、ホワイトオーク、ブラックチェリーも選べます。
好みやお部屋の雰囲気に合わせて自分スタイルのデスクを作ることができます。
デスクワゴンのサイズは、ワイド425mm、奥行き415mm、高さ600mmで、天板と引き出しの前板はブラックウォールナットの無垢仕様で、天板の厚さは25mmあります。
こちらもデスク同様接ぎ合せの美しい天板で、引き出した状態でも絵になります。
引き出しは、小引き出し2杯、深引き1杯の3段式。
内側は桐仕様なので大切なモノも湿気やカビから守ってくれます。
引き出しの取っ手は彫り込み式になっています。
引き出した時も入れた時も見た目はスッキリ、スマート。
一番下の深引きはレール仕様でスムーズに引き出すことができます。
さらに底には補助のキャスターも付いているので収納量が増えても、安心して楽に引き出せます。
引き出しの中には2枚の仕切り板があり、整理整頓できて便利です。
■ウォールナットとオークのコンビネーションの妙、3次曲面がもたらす寛ぎの座り心地
〜柏木工CHIC(シック)アームチェア
飛騨高山の家具メーカー・柏木工の歴史は古く、昭和25年に南京椅子の製造を開始して以来、昭和27年にはウィンザーチェアの製造に着手。昭和33年には、ウィンザーチェアをイス文化の根付くアメリカに輸出するほどに。「曲げ木」などの飛騨の匠の技やウィンザーチェアの技術と経験を生かし、現代の暮らしにもマッチするイスを発表し続けています。
ロングセラーを続けるCIVIL(シビル)シリーズ、昨年登場以来人気急上昇のCHAIRS(チェアーズ)など、住賓館でも柏木工の家具は高い支持を得ています。
今回のCHIC(シック)チェアも柏木工のイス製造の技術力を注いで2014年に誕生したイスです。
ウォールナットの背とブラックカラーのオーク材のフレームが落ち着きのあるスタイルを作り上げ、洗練された大人の佇まい。
その特長は素材やカラーの組み合わせの妙だけでなく、三次曲面に成型された背と座が体に心地よくフィットし、寛ぎの座り心地の良さも大きな特長です。
背と座は体にフィットする三次曲面で成型されています。
ブラックウォールナットの背は、カーブ面がしっかりと体を支えて長時間座っても疲れません。
また、背のワイド幅も高さも大きいので、背の当たりも気持ちよく、座っていると癒やされます。
座面も体を包み込むような座り心地で、ゆったりと寛げます。
背と座が三次曲面なので、お尻をずらして座っても滑り落ちることもなく、前かがみの姿勢になっても楽に座り続けられます。
どんな姿勢で座っても背や腰の当たりが良く、しっかりホールドしてくれるので長時間のデスクワークや読書には最適のイスです。
軽量で移動も楽にできるので、デスクチェア以外にもマイチェアとして多目的に使うことができます。
ミーオワーキングデスクとCHIC(シック)アームチェアは、サイズ的にも相性がよく、肘の高さは620mmなのでデスクの下の幕板の中にもスムーズに収まります。
また、イスの高さは736mmで、デスクの天板からは40mm程度しか飛び出さないので、スッキリした印象。
部屋全体が広く感じられます。場所を取らずにセッティングできます。
◆Select Point
納戸やデッドスペースを有効活用しながら大人のプライベート空間を作り上げた今回のコーディネート。
ワイド2,000mmのデスクと聞くと場所を取るようなイメージがありますが、シンプルデザインのデスクなら3畳のスペースでも余裕のある空間を作ることができます。
組み合わせるイスもデスクとサイズを揃えてコンパクトに収まるイスなら空間を広く見せることができます。
また、今回のように素材とカラーを合わせて、ブラックウォールナットとブラックカラーのコンビネーションのイスを選択すれば落ち着いた雰囲気に。
ただし、大人の書斎を目指すなら、やはりレベルの高い本物の家具を選びたいものです。
【コーディネートに使用したアイテム】

メーカー 土井木工
商品名  ミーオデスクワゴン
サイズ  W425×D415×H600(mm)
販売価格 56,000円(税別)

メーカー 柏木工
商品名  CHIC(シック)アームチェア
サイズ  W597×D550×H736・SH430・AH620(mm)
販売価格 86,000円(税別)

※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
コンパクトなスペースでもいいから、自分だけのプライベート空間で、デスクワークをしたり、本を読んだり、趣味を楽しみたい大人の方におすすめのコーディネートです。
また、ワイド幅のあるデスクを選ぶことで、ワゴンを中央にしてイスを2脚置くことも出来るので、右半分は仕事、左半分は趣味と分けて使うこともできます。
一人暮らしであれば半分を食事スペースにすることも。
さらに、カップルや親子で並びながら、それぞれが仕事や趣味に興じることもできます。
コンパクトなスペースを有効活用できる今回のコーディネートは、一人でも2人でも多目的に使える空間づくりとしてもおすすめです。
■今回ご紹介した製品をYouTubeでご覧いただけます。
住賓館Style YouTube チャンネル