イタリアのデザインセンスと金属加工の高い技術力で作り上げるリフトテーブル
ライフスタイルに応じて選びたい4種のALTACOM(アルタコム)

2015年のミラノサローネで初出展。翌年の展示ブースも大盛況。今気になる注目株ブランドとして話題を集めたのが、イタリアのALTACOM(アルタコム)社です。
スチール製品や金属加工を得意とするテーブルメーカーは、その高度な技術力とイタリアのデザインセンスを融合させて、スタイリッシュな拡張式や伸長式のリフトテーブルを作り上げています。住賓館でも今年最も注目しているブランドです。
そこで今回は、住賓館がいち早く取り寄せたALTACOM(アルタコム)社のリフトテーブルの中から4種を選んでご紹介します。
■GENIALE(ジェニアーレ) AT037 Lift table
ソファ下にも収まるダイニングテーブル

GENIALE(ジェニアーレ)の最大の特長は、テーブル高を110mmまで下げられることです。
この低さなら、ソファの下に収納することができます。
予備のテーブルがあると来客時などに便利ですが、保管場所が問題になります。
その点、GENIALE(ジェニアーレ)なら、デッドスペースに収まります。
しかも縦動作ができるキャスター付なので、移動もスムーズ。
通常はソファ下に保管して空間を広々と使い、必要となれば引き出して高くすれば、ソファのセンターテーブルにも食事や作業ができるダイニングテーブルにもなります。
天板は、節のあるナラ材のナチュラルな風合いを感じさせるメラミン素材を採用。濃い目のマット感のある脚を組み合わせて、モダンな空間にも合うリフトテーブルに仕上げました。
GENIALE(ジェニアーレ)は、テーブル高110mm〜755mmの間で好きな高さに調整できます。
天板サイズは、ワイド1200mm、奥行き750mmあるので、一番高い755mmまで上げると、大柄な男性でも足を組んでくつろげる、ゆったりサイズのダイニングテーブルになります。

一番低い高さまで下げると、わずか110mmに。この低さならソファ下などのデッドスペースにも収納できます。小さく収まり、大きく使えるテーブルです。
テーブルの高さ調整は、天板下のレバーで操作します。
レバーを右にスライドしたまま天板を上げ下げし、自分の好きな高さでレバーから手を離せば固定できます。
GENIALE(ジェニアーレ)のもう一つの特長が、横動作だけでなく、縦動作のできるキャスターも備えていることです。
通常は写真手前のキャスターが横の動きを可能にし、高さが110mmになると脚のセンター部分にある小さなキャスターが作動し、縦の動きも可能になります。
この縦動きのキャスターによって、ソファ下に収めたり、引き出したりがスムーズにできます。
■CARRONDE(カロンデ) AT022 Lift table
ソファと相性のいいリフトテーブルは、ダイニングやキッチンでも活躍

CARRONDE(カロンデ)の拡張スタイルは、縦に伸長するのではなく、横に広がる拡張テーブルです。
手前だけ、奥だけと、片方ずつ拡張できるので、コンパクトなトノー型からゆったりサイズのスクエア型へと変更でき、ソファ前のセンターテーブルやダイニングテーブルなど、用途に応じていろいろに対応できます。
また、高さは860mmまで上げることができるので、立ち仕事やカウンターテーブルとしても使えます。
天板は、少しグレーが入ったモダンなナラ材調のメラミン素材で、モノトーンの空間に馴染みます。
脚はブラックのつや消しなので、同色の黒や反対色の白いソファとの組み合わせもおすすめです。
CARRONDE(カロンデ)は、テーブル高270mm〜860mmの間で好きな高さに調整できます。
最高の860mmまで上げるとダイニングテーブルには高すぎますが、アイロンがけなど立って作業したり、カウンターテーブルとして使えます。
また、国内のキッチンカウンターの高さは850mmが多いので、補助テーブルとしてもおすすめです。
コンパクトな状態の天板サイズは、ワイド1150mm、奥行き650mmのトノー型です。
天板の奥行きを片方250mmずつ広げられるテーブルで、用途に合わせて3タイプの天板サイズに変更できます。
最大だとワイド1150mm、奥行き1150mmのスクエア型天板のテーブルにできます。
しかも曲面のあるスクエア型なので円形テーブル感覚でも使うことができ、出入りがしやすく会話の弾むダイニングテーブルとしても優秀です。
テーブルの高さ調整は、天板下のサイド側のレバーで操作します。
レバーを引きながら天板を上げ下げし、自分の好きな高さでレバーから手を離せば固定できます。
【拡張操作手順】
[1].天板下の伸長天板をまず手元に引き出します。
[2].引き出した伸長天板を両手で持ち上げます。
[3].天板下のスチールを持って中に押し込むようにセットします。
[4].これで最初奥行き650mmだった天板が900mmに拡張されます。
反対側も同じような操作で拡張すれば、奥行き1150mmとなり、ワイド1150mmなのでスクエア型天板のテーブルになります。
キャスター付きなので移動もラクでスムーズ。使い勝手がいいので、キッチンでもリビングでも重宝するテーブルです。
■COMPACT(コンパクト) AT031 Lift table
コンパクトだけど、応用力はワイド
COMPACT(コンパクト)はその名の通り、基本のサイズはコンパクト。ボックス型の天板もコンパクト感を高めていますが、伸長も昇降範囲も広く、一人用のデスクから大人数のダイニングテーブルまで、その応用力はワイド。これが、COMPACT(コンパクト)の魅力です。
シンプルながらも他にはないボックス型の天板がデザイン性を高め、センスのいい空間を作ってくれるテーブルです。
天板は、オークの美しい板目模様のメラミン素材を採用。本物の木材に負けない柔らかな表情です。
メラミン素材なので反りや狂いがなく、安心して長く使えます。
脚もこの自然で柔らかなトーンに合わせて、同系色のライトグレーを選びました。
COMPACT(コンパクト)は、テーブル高250mm〜840mmの間で好きな高さに調整できます。
昇降範囲が広いので、ソファの前のロースタイルのセンターテーブルからマイデスク、キッチンのカウンターテーブルまでいろんな使い方ができます。
天板サイズは、ワイド1000mm、奥行き680mmで、一人用のダイニングテーブルやマイデスクにぴったりです。
しかし、天板サイドを伸長すると、片方なら1350mm、両方なら1700mmにワイド幅が広がり、6人まで対応できるダイニングテーブルとしても使えます。

テーブルの高さ調整は、天板下のレバーで操作します。
レバーをスライドしたまま天板を上げ下げし、自分の好きな高さでレバーから手を離せば固定できます。
【拡張操作手順】
[1].サイド側から伸長フレームを引き出します。
[2].2枚重なった伸長天板をフレームに接触しないようにずらして、重ねたまま持ち上げます。
[3].重なった天板をゆっくりと開きます。
[4].最後にフレームを押し込んで収めます。これでワイド1350mmのテーブルになります。
反対側も同じような操作で伸長すれば、ワイド1700mmのテーブルが完成します。
天板裏にはネジ式のストッパーがあるので、天板が飛び出すことはありません。
キャスター付きなので移動もラクにできますが、このストッパーのおかげで安全に動かすことができます。
■SAKURA(サクラ) AT021 Lift table
イタリア製の座卓!和室に合う拡張式リフトテーブル
桜の花の繊細な美しさをイメージして作られたことが想像できる、その名もSAKURA(サクラ)。クロスした優美な脚や優しくも凛とした佇まいは、日本の暮らしに馴染むテーブルです。
和室に座卓として使うと空間が広がり、イタリアのデザインセンスと日本の美意識が融合した落ち着きのあるお部屋づくりができます。
この和の雰囲気を大切にして、天板はナラ材調のメラミン素材を選び、脚も同系色のライトグレーを組み合わせました。
SAKURA(サクラ)は、テーブル高350mm〜750mmの間で好きな高さに調整できます。
一番低い350mmは、和室の座卓サイズで、床に座っての生活に最適な高さ。ソファを置かず、座布団を合わせたいテーブルです。
天板の基本サイズは、ワイド1100mm、奥行き680mmとコンパクト。マイテーブルやリビングテーブルとして使い勝手の良いサイズです。
拡張サイズは、ワイド1360mm、奥行き1100mmとなり、4〜6人が食事を楽しめるテーブルになります。また、高さを上げて椅子をセットすれば、洋室のダイニングテーブルとしても使えます。使い勝手の良さは和洋を問いません。
テーブルの高さ調整は、天板下のレバーで操作します。
レバーを右にスライドさせ、天板を上げ下げして自分の好きな高さになったらレバーを戻して固定します。
【拡張操作手順】
[1].昇降レバー側から時計回りに天板を回転させます。
[2].止まるところまで90度回転させます。天板受けにはフェルトが張られているので、スムーズに天板を回転できます。
[3].2枚重なった天板をゆっくり開いて固定すれば完了です。
コンパクトにする時は、逆の動作をします。天板を閉じるときには、天板を両手で持ち、手を挟まないように注意してください。
SAKURA(サクラ)の脚のデザインは、軽やかで繊細です。
しかし、見た目の印象に比べてとても丈夫で、クロスした脚は安定感があります。
このテーブルにはキャスターは付いていませんが、その分昇降や拡張の動作も安心して行えます。
【Select Point】
ALTACOM(アルタコム)社のリフトテーブルは、金属加工専門のテーブルメーカーならではの高度な機能性とイタリアならではのデザインセンスが魅力ですが、もう一つの魅力が素材やカラーバリエーションの豊かさです。
ライフスタイルや理想の空間づくりにピッタリの素材やカラーを自在にコーディネートできます。
特にメラミン素材のレベルは高く、自然の木材やスレートなどの素材感をそっくり再現できる技術力には驚かされます。
自然素材と違って反りや割れなどがなく安定したメラミン素材は、今、住賓館イチオシの素材です。
【コーディネートに使用したアイテム】
メーカー ALTACOM(アルタコム)
商品名  SAKURA(サクラ) AT021 Lift table
サイズ  W1100/1360×D680/1100×H350〜750(mm)
販売価格 173,000円(税別)

商品名  CARRONDE(カロンデ) AT022 Lift table
サイズ  W1150×D650/900/1150×H270〜860(mm)
販売価格 202,000円(税別)

商品名  COMPACT(コンパクト) AT031 Lift table
サイズ  W1000/1350/1700×D680×H250〜840(mm)
販売価格 198,000円(税別)

商品名  GENIALE(ジェニアーレ) AT037 Lift table
サイズ  W1200×D750×H110〜755(mm)
販売価格 175,000円(税別)


※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
今回ご紹介した4種のリフトテーブルは、「収納場所を取らない」「ソファとの相性がいい」「コンパクトに使える」「和室にも合う」など、それぞれの特長に合わせて選択できるテーブルです。
また、好みの高さを調整できるリフトテーブルは、既製サイズにはない、自分の身長や体型に合った高さを設定でき、今お使いのテーブル高が合わずに違和感を感じている方にはおすすめです。
さらに、テーブル高を下げて部屋を広く使いたい方、出産や子どもの独立などで家族構成や人数が変わるなど、お部屋の模様替えやライフスタイルの変化にも対応できるのもリフトテーブルの魅力です。
ALTACOM(アルタコム)なら、素材やカラーが豊富で、天板と脚も多彩な組み合わせができます。
■今回ご紹介した製品をYouTubeでご覧いただけます。
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