「部屋を少しでも広く見せて、ゆったり快適に過ごしたい」。
そんなお客様にはロースタイルの暮らし方をご提案しています。
高さを抑えた家具を揃えることで、天井までの空間が広がり、開放的で広々とした印象のお部屋づくりができます。
そこで今回は、10畳(3,820mm×4,770mm・本間サイズ)のスペースをロータイプのインテリアでコーディネート。リビングとダイニングの2つのセットを置いてもゆとりが感じられる大人のLD空間を作り上げました。
横寝でテレビを見ても視線をさえぎらない、くつろぎのリビングエリア
リビングエリアには、マルイチセーリングのBell(ベル)ソファを中心に、ALTACOM(アルタコム)のリフトテーブル・GENIALE(ジェニアーレ)とMasterWal(マスターウォール)のSHADOW AV BOARD(シャドー AVボード)をセッティングしました。
高級感のあるダークブラウン色のローソファとウォールナットのTVボードに、ナチュラルな木目調のテーブルを組み合わせて、上品で落ち着いた空間を演出しました。
日本のローソファのパイオニア的存在のマルイチセーリングは、かつて対面やコーナータイプの応接ソファが主流だった時代から、寝転んだり話したり、くつろいだり寄りかかったりを楽しむスタイルのソファ製作にいち早く取り組みんだメーカーです。
今から30年以上前の1982年に、「床に暮らす」というコンセプトで発表したローソファ「SKIP(スキップ)」は、当時のインテリア業界にセンセーションを巻き起こしました。
このマルイチセーリングは、ローコストで高品質なモノづくりでも定評があり、Bell(ベル)シリーズもコストパフォーマンスに優れた本格仕様のソファです。
Bell(ベル)シリーズのラブソファは、ワイド幅980mm、奥行き820mmのゆったりサイズなので、長時間でもラクにくつろげます。
また、Bell(ベル)シリーズのソファの本体は、木枠にウェービングテープと積層ウレタンを使用し、背と座のクッションは、高反発ウレタンを使用しているのでソフトな座り心地です。しかもウェービングテーブは斜め張りになっているので、どの場所に座っても均一な掛け心地なので快適に過ごせます。
Bell(ベル)シリーズは、オプションで高さが85mの木製脚と100mmの高さのスチール脚を付けることができます。今回はテーブルやTVボードとの調和も考えてラブソファに木製脚を採用しました。このため座面高は355mmあります。
この高さだと立ち上がりもラクにできます。
こちらのソファは、足を投げ出してくつろいだり横寝もできるように、ワイド1300mmのソファにコーナーチェアを組み合わせてカイチスタイルにしました。
コーナーチェアのアームを背にして足を投げ出し、ソファの背に手を掛けたこの姿勢が最もくつろげます。
ソファの座面高は270mmと床に近いので日本人には落ち着きます。
座面は肉厚なので腰への負担が少なく、長時間過ごしても疲れません。
確かなモノづくりで定評のあるマルイチセーリングだけに、縫製もしっかりしています。クッション表面には、ヘタリを防ぐ工夫も施されています。
高級革の表情を感じさせる張地は、摩耗にとても強いポリウレタンソフトレザーなので、お手入れもラク。触感はとてもしなやかで質感のあるボリュームが味わえます。
センターテーブルには、ソファに横寝してテレビを見る時に視線を邪魔しない高さにできるALTACOM(アルタコム)の昇降テーブル・GENIALE(ジェニアーレ)をセットしました。
このテーブルは、高さを110〜750mmの間で自由に調節できるので、ソファで過ごす体勢によって高さを変えることができます。
寝転がっても天板が視線をさえぎらずにテレビを見るときは、ソファの座面高である270mm以下に。。
さらに最低の110mmまで下げると、テーブルの存在感をなくして空間を広く見せることもできます。
逆に、ソファに座って食事をしたりパソコン作業をするときには、ソファの座面高よりも上げるとラクに使えます。
TVボードには、人気の高いMasterWal(マスターウォール)シリーズの中からSHADOW AV BOARD(シャドー AVボード)を選びました。
高さ300mmのロータイプでシンプルなデザインながら、贅沢に使用したウォールナットの無垢材がお部屋に上質な印象を与え、大人のリビングにぴったりです。
10畳のLDでもリビングエリアをロースタイルでコーディネートすると空間にゆとりができるので、ダイニングセットを置いても狭さを感じさせません。
今回は、ローソファの背にALTACOM(アルタコム)のリフトテーブル・SAKURA(サクラ)とCOMPAR(コンパル)のサイドチェア・MARY(マリー)をセッティング。コンパクトで使い勝手の良いダイニングセットを採用することで、よりゆとりのあるLDスペースを作りました。
ALTACOM(アルタコム)のリフトテーブル・SAKURA(サクラ)は、テーブル高350mm〜750mmの間で好きな高さに調整でき、天板も2倍に広げることができます。
ロースタイルのお部屋づくりの場合、ダイニングテーブルも一般的な高さの700mmよりも低め(600mm程度)に設定するとお部屋も広く見えます。
一方、低いダイニングテーブルに慣れていないゲストや年配の方が利用する場合やアイロンがけなど立って作業する時には高めに設定できます。
このように限られたスペースでは、使い勝手の良さも重要です。
SAKURA(サクラ)の脚は、軽やかで繊細なデザインですが、見た目以上に丈夫な造りでグラつきがなく、クロスした脚は安定感があります。
2枚重なっていた天板を広げても、ご覧の通りテーブル高を低めにしておけば、空間を圧迫することなくテーブルを広く使うことができます。
ダイニングチェアに選んだCOMPAR(コンパル)のMARY(マリー)は、シンプルなデザインで軽量。カラーもソファの色と合わせることでよりスッキリしたお部屋づくりができます。
【Select Point】
部屋を広く見せるには、高さを抑えた家具を選ぶことが条件ですが、1つだけ低くしてもダメ。家具の高さがバラバラで凸凹していると部屋全体がスッキリ見えません。
ロースタイルのコーディネートのコツは、「家具の高さと色を揃える」「色味を抑える」「シンプルなデザインの家具を選ぶ」ことです。
また、コンパクトで使い勝手の良い家具を選べば、場所を取らず動線も確保でき、部屋を広く使うことができます。
今回リビングとダイニングエリアのどちらにも昇降テーブルを採用することで、部屋を広く見せながら使い勝手の良いLDスペースを完成させました。
【コーディネートに使用したアイテム】
メーカー マルイチセーリング
商品名 Bell(ベル) ソファ
サイズ W1300×D820×H570・SH355(270+脚85)(mm)
販売価格 52,000円(税別)
商品名 Bell(ベル) ラブソファ
サイズ W980×D820×H570・SH270(mm)
販売価格 32,000円(税別)
商品名 Bell(ベル) コーナーチェア
サイズ W770×D7700×H570・SH270(mm)
販売価格 28,000円(税別)
メーカー ALTACOM(アルタコム)
商品名 GENIALE(ジェニアーレ) AT037 Lift table
サイズ W1200×D750×H110〜755(mm)
販売価格 175,000円(税別)
メーカー ALTACOM(アルタコム)
商品名 SAKURA(サクラ) AT021 Lift table
サイズ W1100/1360×D680/1100×H350〜750(mm)
販売価格 173,000円(税別)
メーカー アカセ木工・MasterWal(マスターウォール)
商品名 SHADOW AV BOARD(シャドー AVボード)
サイズ W1800×D450×H300(mm)
販売価格 150,000円(税別)
メーカー COMPAR(コンパル)
商品名 MARY(マリー) サイドチェア
サイズ W440×D520×H920・SH460(mm)
販売価格 31,000円(税別)
※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
部屋を広くみせつつ、使い勝手のいいLDを作りたい方、ゆったり開放的な空間の中でくつろぎたい方、大人のLDを作りたい方におすすめのコーディネートです。
また、最近はリビングセットとダイニングセットを一つにまとめて、ワンセットで食事もくつろぎも兼ねたLDスタイルが増えていますが、限られたスペースでも食事とくつろぎエリアを分けたいという方にもおすすめです。
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