高齢者にやさしい背クッションの椅子4種比較

住賓館スタイルで人気の「比べてみました」特集。今回のテーマは、「高齢者にやさしい椅子」です。長時間座っていても体に負担がかからず、立ち上がり動作も楽にできる椅子を飛騨の家具の中から選んで比べてみました。
今回ご紹介するのは、飛騨産業のSEOTO EX(セオトEX)LDアームチェアとLChair(エルチェア)アームチェア、柏木工のBOSS(ボス)ダイニングチェア、日進木工のgeppo(ゲッポ)LDチェアの4種。
いずれも体を優しく受け止める背クッションタイプで、安心感のあるアーム付きです。
“身体への優しさと美しさの融合”をテーマに開発された腰にやさしい椅子
〜飛騨産業:SEOTO EX・LDアームチェア〜

飛騨産業では、医学的知見と人間工学を元に産官学共同で腰痛者にやさしい椅子の研究開発に取り組んでいますが、その研究をベースに生まれたのが、SEOTO EXシリーズです。腰にやさしく、 座り心地の満足度も高く、飛騨の家具ならではの曲木を駆使した確かな造りとデザイン性の高さも併せ持つ魅力的なLDチェアです。
【特長】
医学と人間工学を元に研究された座面シートは、お尻を包み込むような形状。後部が3次元に立ち上がっているのでお尻がずれたりせず、安定したポジションがとれます。
背のシートは、曲木のフレームにウレタンクッションを組み合わせたスタイル。
背クッションも横方向と縦方向にRをつけた3次元形状になっています。人は立った時の姿勢が一番椎間板に負荷をかけないとされていることから研究してこの形が完成したそうです。

高い技術力と丁寧な仕事が感じられる背の曲げ木部分。後ろ姿にも美しさがあります。また、曲木中央の下には椅子を引き出しやすいように手掛けが彫り込んであります。
【座り心地】
深く座ると、まず座面シートが体を受け止め、その後背クッションで受ける感触があります。
3次元の座面シートと背クッションによって心地よいホールド感があり、腰も安定し、長時間座っていても快適に過ごせます。

背と座の間が空いているので、浅く座ると背だけが受けるようになりますが、背のクッション性がいいので背当たりも快適で、安定したポジションがとれます。
曲木のラダーバックと置きクッションが体をやさしく受け止めるアームチェア
〜飛騨産業:LChair・アームチェア 〜

軽快なフォルムで品もあり、どんなテーブルにも合わせられるアームチェアです。
背と座のフレームは、すのこ状のラダーバックなので、通気性に優れています。その上にセットしたクッションも部位で厚みや硬さを変える工夫が施され、快適な環境で長時間座り続けることができます。
【特長】
背と座面は一続きのラダーバックスタイルで、枠も横木も曲木を使用しています。すのこ状のため通気性に優れ、長時間座っていても蒸れません。
置きタイプの背と座のクッションは、1枚のシートのようにつながっています。
背クッションの上下、座クッションのウレタンはそれぞれ厚み、硬さを変えているので、部位ごとに心地よく体にフィットします。また、ウレタンの周りは綿でくるんで仕上げられているので、当たりがやさしく、落ち着きます。
アームも曲木で触り心地がよく、座面までつながっているので上からも横からもつかむことができます。座っているときは安心感があり、立ち上がりも楽にできます。
【座り心地】
LChairは、木枠が体をしっかり受け止めて、背や座のクッションがやわらかく包んでくれるような座り心地です。
深く座ると2分割された背クッションが、背と腰をやさしく受け止めてくれます。
浅く座ると腰部分には少し隙間ができますが、曲木のアームに肘を乗せるとゆったり座ることができ、安定感もあります。
背も座もワイドで、食後もゆったりくつろげるダイニングチェア
〜柏木工:BOSSダイニングチェア〜

柏木工の中でも人気の高いBOSS(ボス)シリーズ。
くつろぎを追求したシリーズだけに、ダイニングチェアでも背や座面のワイド幅が広く、自分の好きなポジションでゆったりと過ごすことができます。
また、アームはちょい肘スタイルなので足回りも広く、片肘姿勢やあぐら、横座りなどリラックスした姿勢をとることもでき、ダイニングだけでなく、リビングや寝室のパーソナルチェアとしても使えます。
【特長】
背の当たりが大きく、座面幅もゆったりしています。座面の奥には止まりがあり、座ぐり加工を施した板座のように適度なホールド感があります。
お尻が後ろに落ち込んだり、滑ったりすることがないので快適なポジションを保つことができます。
背のクッションは、曲木のフレームに支えられ、体を預けると背クッションとともにしっかりと体を受け止めてくれます。また、この後ろ姿の美しさもBOSS(ボス)の魅力の一つです。
【座り心地】
背も座面も立体的な構造とクッション性で、正面座りでも横座りでもしっかりと体を受け止め、座り姿勢やポジションを変えても快適に座ることができます。
浅く座ってもくつろぎ感があり、背のクッション性が心地よく、ゆったり過ごすことができます。また、座面も体圧分散に優れているため長時間座っていても疲れません。
曲木の流れるようなフォルムが美しいアームチェア
〜日進木工:geppoLDチェア〜

日進木工といえば、軽量、北欧スタイル、飽きのこないシンプルなデザインで定評がありますが、geppo(ゲッポ)シリーズは、このすべてのポイントを網羅したシリーズ。
当然、住賓館でも人気のあるシリーズです。このLDチェアは、曲木の流れるようなラインが美しいアームとテーパー(先細り)をつけた丸棒で構成されたシンプルなフォルムを持つ1脚。
パーソナルチェアとしても、ダイニングチェアとしても使うことができるアームチェアです。
【特長】
背も座も3次元構造で、座ると同時にお尻も背中もフィットして自然に体をホールドしてくれます。
やわらかなラインを描くアームは、自然な体勢で肘を乗せることができ、先端部分は軽くつかみやすいデザインになっているので、安心感があり、立ち上がり動作も楽にできます。
【座り心地】
背も座もクッションは硬め。体を受け止める面積が大きいので、深く座ると自然なホールド感があり、長時間でも安心して座ることができます。
クッションの厚みはそれほどありませんが、しっかり感があるので浅く座って背に体を預けても木部フレームを感じることはありません。
【Select Point】
高齢者の方が椅子を選ぶ時のご要望で多いのが、「軽量であること」、「腰に負担がかからないこと」、「ロースタイルで主張しすぎないこと」です。
重い椅子では出し入れが不便だし、体力的にも辛いものがあります。
座る時や立ち上がるたびに腰に負担をかけていたのでは、体を壊してしまいます。
また、存在感のありすぎる椅子は、部屋に圧迫感を与えてしまいます。
そこで今回は、軽量で、立ち上がりがラクにでき、ホールド感のある椅子を選びました。背やお尻をしっかりホールドしてくれる椅子であれば、座っているうちに体がずれて背や腰に負担をかけるのを防いでくれます。
また、背クッションがあることにもこだわりました。背を守ってくれるクッションがあると、長時間座っていても硬さで痛みを感じることも少なく、快適に過ごすことができます。
ここにご紹介した椅子を参考に、自分の体にあった1脚を探してみてください。
【コーディネートに使用したアイテム】

メーカー 飛騨産業
商品名  SEOTO EX・LDアームチェア
サイズ  W610×D560×H765・SH420(mm)
販売価格 86,000円(税別)

メーカー 飛騨産業
商品名  LChair・アームチェア
サイズ  W560×D605×H820・SH430(mm)
販売価格 84,000円(税別)

メーカー 柏木工
商品名  BOSS(ボス)ダイニングチェア
サイズ  W654×D592×H766・SH430・AH630(mm)
販売価格 82,000円(税別)

メーカー 日進木工
商品名  geppo(ゲッポ)LDチェア
サイズ  W590×D620×H800・SH410・AH620(mm)
販売価格 60,000円(税別)


※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
今回は、高齢者にやさしい椅子選びでしたが、ここにご紹介した椅子は年齢に関係なく、どなたにもやさしい椅子ばかりです。
軽量で使い勝手がよく、体に負担をかけず、部屋を広く見せてくれる椅子をお探しの方には、どれもおすすめできる椅子です。
気になる椅子があれば、まずは実際に座ってみてください。背や座が自分の体のどの部分に当たるのか、一番いいポジションでいられる椅子はどれなのかを確認することが大切です。
住賓館では、いつでもベストな1脚を見つけるお手伝いをしています。
もちろん店内の椅子はどれでも座っていただいて結構です。自分にぴったりの椅子が欲しい方、今の椅子に不満がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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