今年に入っても人気ぶりが止まらない柏木工のCIVIL(シビル)シリーズ。 電話やメールでの問い合わせはもちろん、遠方から「CIVIL(シビル)を見たい」と、名指しでご来店される方も少なくありません。 シンプルかつ遊び心のあるデザイン。 ウォールナットとオークのコンビネーションの妙。 快適な座り心地や機能性を高いレベルで実現させる技術力。 椅子1脚の1人の空間も、シリーズ揃えの集いの空間も絵になり、家具としての機能性にも優れています。 そこで今回は、CIVIL(シビル)のチェア、ソファ、テーブルにスポットを当ててご紹介します。 |
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日本に椅子の生活が定着する前から椅子を作り続けている柏木工 | ||
昨年(2013年)創立70週年を迎えた柏木工は、日本の生活空間に椅子が取り入れられる前の1950年(昭和25年)ごろから椅子作りを続けている飛騨高山の家具メーカーです。 当時すでに椅子文化が定着したアメリカに向けてウィンザー家具の輸出を行っていた歴史を持ち、この海外輸出で培ったスピンドル構造などの技術と経験が、現代の日本の暮らしにも馴染む家具となって生まれたのがCIVIL(シビル)です。 |
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一本木が作り出す美しい横からのライン、板座でありながら快適な座り心地 絶大な人気を誇るシビルチェア |
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人気のCIVIL(シビル)シリーズの中でも特に問い合わせが多いのが、このシビルチェアです。 背から脚にかけて両サイドのスポーク(丸棒)が一本木で構成され、横から見たラインの美しさには惚れ惚れします。 スマートでスタイリッシュなデザインと質感の良さも印象的です。 |
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この両サイドの一本木のスポークと背面の8本のスポークが、体を心地よく包み込んでくれます。 両サイドは、細いところで直径約20ミリ、太いところで約40ミリのスポークを配して強度を持たせ、背面は、細いところで直径約20ミリ、太いところで10ミリのスポークスを使い、適度なしなりと弾力性で優しく体を受け止める構造になっています。 細身で軽快なデザインなのでハイバックチェアでありながら圧迫感もなく、後ろ姿にも美しさがあります。 その上で、しっかりと体を支えることも考えられています。 |
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背の上部には、体が当たる部分にわずかな削りこみが施され、快適な座り心地を実現するとともに、立ち上がるときもつかみやすく、椅子の出し入れも簡単にしてくれます。 こうした細かな配慮がしっかり組み込まれている点もシビルチェアが人気を集める要因です。 |
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座面は、ウィンザーチェアの技術を活かして座ぐり加工が施されています。 1枚の無垢材をお尻の形に削り込んだ座面は、板座でありながら驚くほど快適な座り心地です。 この座面と背のスポークが高いフィット感をもたらし、長時間座っても疲れません。 |
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シビルチェアの優れた点は、座面の裏まで丁寧な仕事が施されていることです。 一般的に脚が斜めに配されている椅子は支点斜めになるので、とても高い技術力を必要とします。 シビルチェアは、裏面の補強のスポークが椅子のグラつきをなくし、安定感と強度を保つ構造になっています。 見た目はシンプルで無駄のない美しい造りですが、長く安心して使い続けることができます。 |
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CIVIL(シビル)の特長といえば、ウォールナットとオーク材のコンビネーション。 それぞれの素材の持つ色調が絶妙なバランスで組み合わされて、軽快でセンスのいいリズムを生み出しています。 このため椅子1脚でも完成された空間を作り出しますが、コンビになっていることでどんなテーブルと合わせてもしっくり馴染みます。 また、オーク材よりも軽いウォールナット材を組み合わすことで、軽量化にもつながっています。 ちなみに、オーク材だけのタイプもあり、こちらはコンピタイプに比べるとよりナチュラル感がアップします。 |
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チョイ肘付きでよりリラックスできるシビルLDチェア | ||
ダイニングチェアタイプのシビルチェアの基本デザインはそのままに、幅と奥行を広げ、高さを低くしたのがシビルLDチェアです。 | ||
幅広になった分両サイドと背のスポークも全部で12本と2本増え、全体に広く低くなったために安定感が増し、ゆったりとくつろげます。 また、座面も板座ではなくクッションタイプになり、長時間過ごすことが出来ます。 シビルLDチェアの最大の特長は、チョイ肘がついていることでしょう。 “チョイ”とは言え、しっかり肘を乗せることができ、やわらかい面形状なので手の当たりもよく、握って立ちやすく、テーブルからの出入りも楽にできます。 |
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家族が集うリビングチェアとしてはもちろん、読書を楽しんだり、音楽や映画鑑賞など1人の時間を過ごすパーソナルチェアとしてもおすすめです。 | ||
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テーブル代わりにもなる幅広肘のシビルソファ | ||
シビルソファもシビルチェアやLDチェア同様とても人気が高く、単体でお求めになる方も多くいらっしゃいます。 | ||
ウォールナットとオークが絶妙なバランスで組み合わされ、スタイリッシュで遊び心のあるデザインです。 丸や台形のオットマンを組み合わせれば様々な使い方や座り方が演出できます。 |
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背の部分は15本のスポークが背中のクッションをしなやかに支え、センターには補強スポークが2本、さらに背から脚へと続く太いスポークが2本、各部それぞれに角度を変えて設置され、強度とデザイン性を両立させる構造になっています。 後ろ姿も美しいので、部屋の中央に置いてパーテーション代わりにしても絵になります。 |
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木の温もりを感じる幅広の肘は、幅200ミリ、奥行き800ミリ、厚さ25ミリの丸面加工で、テーブル天板のように丁寧に仕上げられています。、 コーヒーを置いたり、タブレットを乗せたりとテーブル代わりになります。 |
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羽毛入りのクッションは背の当たりがやわらかで、包み込まれるような座り心地です。 このクッションは背も座も簡単に取り外すことができ、メンテナンスも簡単。 座のクッションをはずすとわかりますが、本体のベース部分には弾力性のあるブラック生地が張られていて、座った時にしっかりと安定した姿勢がとれるようになっています。 見えない部分にも手を抜かない柏木工のこだわりが隠れています。 |
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限りなくシンプルでありながら遊び心を忘れないダイニングテーブル | ||
シンプルな中に光る脚先の遊び心。そんな表現がピッタリのダイニングテーブルです。 | ||
ウォールナットの無垢材を贅沢に使った天板は、シンプルだからこそ質感の良さと高い技術力が現れています。 その天板から流れる様に円柱の繊細な脚が伸びています。 そしてその先端には光る金属金具が心憎いアクセントとなって表情をつけています。 |
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このテーブルはサイズオーダーできるのも魅力の一つです。 また、無垢天板なので10年、20年後に削りなおして再塗装することも可能。 ずっと使い続けることのできる安心感と包容力のあるシステムがしっかり備わっているテーブルです。 |
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住賓館では、今回ご紹介したCIVIL(シビル)シリーズのチェア、ソファ、ダイニングテーブル以外にもテレビボードやオットマンなど、多数のCIVIL(シビル)商品を展示しています。 また、CIVIL(シビル)シリーズ以外にも柏木工で人気のあるWILDERNESS(ウィルダネス)、GECCA(月華)、OAK STUDIO(オークスタジオ)などの展示も行っています。 どうぞお気軽にご来店、またはお問い合わせください。 |
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日進木工フェアの情報も随時発信します。 毎日更新の住賓館ブログでは、今回ご紹介した柏木工のCIVIL(シビル)シリーズはもちろん、住賓館に展示している北欧スタイルの飛騨高山の家具、広島府中など国内の家具産地の家具、イタリア家具や世界の有名ブランド家具、話題のベッド、マットレス(シモンズ、シーリー、サータ)などの家具やイベント紹介に加え、納品事例やメンテナンスの修理事例もご紹介しています。 ライブ感覚でどんどん発信していますので、ぜひチェックしてみてください。 > > 住賓館ブログ |