住賓館には毎日、お問い合わせやご相談のメールや電話が多く寄せられます。 その内容は、ご購入希望の商品についての詳しい説明や取り扱いの有無からご購入後のメンテナンスや今お使いの家具についてのご相談など、実に様々です。 特に最近多いのが、既製品を自分好みにカスタマイズできないかとのご相談やお手持ちの家具の修理修繕についてです。 メーカーによってはサイズや仕様変更に応じているところもありますが、内容次第では対応できないことも少なくありません。 また、修理・修繕のリペアについても同様で、もちろんそのメーカー以外の家具は受け付けてくれません。 その場合住賓館では、お客様のご要望をじっくりとお聞きした上で、住賓館オリジナル工房にて専門職人がご希望の仕様変更や修理、修繕を行います。 それが、住賓館だからできるリペア&カスタマイズです。 そこで今回は、どんなことができるのかを実例をもとにご紹介します。 |
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■サイズ変更 難易度の高い「脚足し」にも対応 |
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テーブルや椅子の高さを変更したい場合、メーカーに特注することもできますが、お客様の中には、納期を急がれる方もいらっしゃいます。 その場合は、お客様とご相談の上で、展示品やメーカーから取り寄せた既製品をオリジナル工房でサイズ変更しています。 先日ご相談があったのは、日進木工のダイニングチェアのCTC-530とNBC-404の座面高を低くしたいとのことで、オリジナル工房にてカットしました。 |
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このように、お客様にご了承いただければ、コストや納期を大幅にカットしたご要望にもお応えできます。 もちろんお手持ちの家具のサイズ変更にも応じています。 このお客様は、柏木工の4本脚テーブルの高さを高くしたいとのご相談でした。 低くする場合はカットすればいいのですが、高くする場合は脚を造らなければなりません。 一番簡単な方法は、メーカーに依頼して脚を新しく製作して取り替えることですが、脚のみの製作は費用がかさみます。 そこでご相談の結果、オリジナル工房にて、今ある脚に足したい高さの脚を製作してジョイントする方法をとりました。 カットする作業に比べて、足す作業はとても困難ですが、専門の職人がジョイント部分のズレもなくきっちり仕上げてくれました。 しかも、今回は取り外すこともできるようにしたため、元の高さに戻すこともできます。使い勝手も考慮してしてリペアしました。 |
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お問い合せやご相談は、県外からも多く寄せられます。 大阪のお客様からのご相談は、「バーズアイメープルミガキ仕様のテーブルの脚を短くして、座卓タイプのリビングテーブルとして使えないか」というものでした。 脚の付け根の部分を含め660ミリ近くの脚を座卓用の脚にするために360ミリの高さにする必要があります。 まずはテーブルの脚のみをお客様から送っていだだき、この時はミガキ家具を得意とするメーカーと一緒に慎重に作業を進めました。 普段からメーカーとのお付き合いを大切にしていると、通常は対応してもらえない作業もスムーズに進みました。 これも住賓館ならではのリペア対応の一つです。 完成した脚は、クロネコヤマトの家財配送のプロに配送および天板への取り付けとセッティングをお願いしました。 |
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■ソファのクッション補強 メーカーにはない住賓館オリジナル補強 |
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ソファのクッション部分のヘタリもお問い合わせが多いひとつです。 このお客様からは、マルイチセーリングのソファ・グラッソの背のクッションについてご相談で、「背中の羽毛部分のクッション部にヘタリがでてきたので羽毛を増量できないか」とのことでした。 早速メーカーに問い合わせると、インナー部分だけを新しく取り替える方法があるとの返事。しかし、これではまた数年後にはヘタリが出る可能性があります。 そこで、羽毛のソフト感は残しながらヘタリを防ぐ方法として、インナーの羽毛クッションに高圧ウレタンを貼り付けて補強することをご提案しました。 ウレタンを貼り付けるのは、ソファの背側なので、人の背が当たる部分はこれまで通り羽毛のソフトな座り心地はそのままです。 これがメーカーにはない、住賓館のオリジナル補強です。 メーカーでは対応しきれない部分も補うリペアを心がけています。 |
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■年代物&輸入家具にも対応 40年前のソファからイタリア家具の部分リペアまで |
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住賓館では、年代物の家具や海外ブランドの輸入家具のリペアについてのご相談にも応じています。 これまでも40年前の革ソファセットの吹き付け塗装と拭き直し、30年前のサロンテーブル・チェアなど、歴史や思い出のある家具のリペアも手がけました。 |
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愛着のある家具ほど長く使い続け、年を重ねるほどに傷みも増えます。 「もう古いから」と諦めずに、ご相談ください。 また、諦めると言えば、海外ブランドの輸入家具についても、どこに相談していいかわからずに諦めている方もいるようです。 住賓館では、木部修理、クッションの詰め物、塗装など、それぞれに高い専門技術を持つ職人がリペアやカスタマイズを行っています。 繊細なデザインや素材を使ったイタリア家具のリペアなどにも対応しています。 |
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イタリアのGAMMA社のソファについてのご相談は、汚れや革の劣化やクッションのヘタリを直して欲しいとのことでした。 最初は本体すべての張替えも考えましたが、お客様と話し合った結果、クッションで隠れてしまう背の部分は手を入れず、座面クッションカバーのみソフトレザーに張替え、肘の革部分は張り込みでなく、座面と同じソフトレザーをカバーリングタイプにする部分リペアを施しました。 座面クッションは補強し、座面の縫製も同じにすることで、購入時のままの高級感を保ちました。 |
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このような部分リペアのご相談にも応じています。 住賓館では、お客様ご自身では気づかないご提案もできるので、お悩みのある方はどうぞお気軽にご相談ください。 |
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まだまだあります テーブル天板拭き直しからウォーターベッドのヒーターの取替まで |
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■テーブル天板の拭き直し | ||
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■椅子・ソファの補強・塗装・張替え | ||
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メーカー対応できない家具も他店購入家具もOK | ||
住賓館では、技術力の高い専門修理集団が、お客様のご要望に応じてリペアやカスタマイズを行っています。 また、他店購入の家具についてもご相談ください。 「小さな修理だけど」「年代物で古すぎる?」「輸入家具だから」と、諦める前に、まずはお気軽にお問い合わせください。 |
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