住賓館の品揃えの特長の一つ、それは鏡面仕上げを施したミガキ家具が充実していることです。 顔が映り込むほど磨き上げられた家具は、艷やかで透明度が高く、宝石の様な輝きを放ちます。 今の流行りは木肌を活かしたナチュラル志向の家具ですが、高級感のあるミガキ家具も根強い人気を保っています。 そこで今回は、ミガキ家具にスポットを当ててご紹介します。 |
||
吹き付け、乾燥、研磨を何度も繰り返す鏡面仕上げ 時間と手間、高度な技術力を必要とするミガキ家具 |
||
鏡面仕上げを施したミガキ家具は、高級家具の一つです。 「高級」と呼ばれる理由は、その素材と手間と技術力にあります。 素材となるのは、メープルやシカモア、黒檀、バール材など、貴重な高級銘木です。 なかでも人気の高いバーズアイメープルは、鳥の目に似た模様が集まった杢目を持ち、メープル材の中でも稀に発生する大変貴重な素材です。 また、白く、絹のような光沢を持つシカモアも人気があり、特に縮緬の表面のような細かな杢が現れたカーリー杢は、シカモアの中でも美しく、こちらも大変希少価値の高い素材です。 こうした銘木を使い鏡面仕上げを施していきます。 |
||
まずは、木地調整を行います。 サンドペーパーで材面をキレイに平らにしていきます。 木地が整ったら塗料が木地に吸い込まれるのを防ぐ目止め塗料の吹き付け、乾燥、研磨を数回繰り返し、その後ポリエステル樹脂塗料の吹き付け、乾燥、研磨をこちらも数回繰り返します。 塗料の吹き付けが終わったら、何層にもなった塗面をサンドペーパーで研いでいきます。 丁寧に研ぎ出して平滑になったらコンパウンド(磨き粉)を使って表面をピカピカになるまで磨いて仕上げます。 吹き付け、乾燥、研磨を何度も繰り返し、1つの家具を作り上げるために手間と時間がかかります。 もちろん、各工程ごとに高い技術が必要となります |
||
しかし、中には塗料を吹き付けただけで研磨作業を大幅に省いて仕上げた家具も出回っています。 こうした家具は、見た目にはツヤがありますが、透明度や深みが全く違います。 それは、家具に映り込む自分の姿や店内の照明の映り込み具合を見ればわかります。 |
||
鏡面仕上げのレベルが高いほど、ぼやけたり歪んだりせず、クリアに映ります。 その違いは、まさに鏡に映した如く、はっきりと差が出ます。 |
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
サイズ変更からオリジナル製作まで、住賓館にご相談ください! | ||
ミガキ家具をご希望の方で多いのが、「セットで揃えたい」という声です。 ところが、ミガキ家具の場合、テーブルはあってもお揃いの椅子がないケースが案外多いのです。 また、アイテムとしてのテーブルはあってもサイズがない。特にコンパクトサイズのテーブルがないとの声が聞かれます。 住賓館へもミガキ家具に関してサイズやおすすめのメーカーについてお問い合わせいただくこともあります。 住賓館では現在、京漆の技法を生かした鏡面仕上げで高い評価を受けている広島府中の「松創」、ミガキ家具の産地・徳島の「シマモト」など、高い技術力を持つメーカーの家具を取り扱っています。 いずれもメーカーと直接お付き合いをしているため、サイズ変更はもちろん、オリジナル家具の製作も可能です。 |
||
■松創×住賓館・ダイニングテーブル | ||
「松創」製作の住賓館オリジナルのミガキ家具には、ホワイトシカモア材を使ったダイニングテーブルがあります。 シカモアは、先にもご紹介した最高級クラスのカーリー杢を表面材として使用しています。 サイズは幅2000ミリまで対応でき、脚の形状を変えれば3000ミリのワイドテーブルも製作できます。 カラーは10色あり、特にホワイト色は「松創」でなければ出せない、スーパーホワイト色を実現しています。 ご希望があれば、木材もシカモアだけでなく、バーズアイメープルやバーム材を使ってミガキ仕様にすることもできます。 |
||
|
||
■シマモト×イバタインテリア×住賓館・アームチェア | ||
「ミガキ家具の椅子が欲しい」との声に応えて製作したアームチェアは、飛騨高山「イバタインテリア」のウィンシリーズのアームチェアを木地にして、「シマモト」で鏡面仕上げを施しました。 幅広の背板部分はバーズアイメープルを貼ったミガキ仕様、肘部分はミガキ仕様のみです。 3次元曲げ木にバーズアイメープルを貼っての鏡面仕上げを施すには高い技術力が必要ですが、この難しい注文にも「シマモト」は、しっかり対応してくれました。 |
||
|
||
■シマモト×馬場家具×住賓館・ソファ | ||
ほかではめったにお目にかかれないミガキ家具のアイテム、それがソファです。 そこで住賓館では、「シマモト」製作でオリジナルソファを作りました。 両肘部分や背板はもちろん、クッション下の側面もすべてバーズアイメープルのミガキ仕様の贅沢なソファです。 ソファなので座り心地にもこだわり、クッション部分は群馬県の「馬場家具」にお願いしました。 イタリア製の本革(厚革)を使ったクッションは、沈み込みすぎずに適度に押し返す弾力があるので、長時間座っていても快適に過ごせます。 バーズアイメープル部分のカラーは12色から選べ、クッション部分の革のカラーも5色から選べます。 また、バーズアイメープルをシカモア材に変えることもできます。 サイズは、ワイド2015ミリ、奥行き780ミリ、本体の高さは585ミリのローバックスタイルで、コンパクトサイズのソファをご希望の方にはピッタリです。 |
||
|
||
■シマモト×estic(エスティック)×住賓館・昇降テーブル | ||
昇降テーブルで定評のある徳島県「estic(エスティック)」の昇降脚を使い、天板を「シマモト」で製作した昇降テーブルです。こちらもほかではお目にかかれないアイテムです。 バーズアイメープルの美しい杢がつややかに輝きます。 展示品は、楕円形の天板に面形状は船形ですが、天板の型違いや、サイズ変更も可能です。 |
||
|
||
これからもオリジナルのミガキ家具を積極的に開発します! お客様オーダーやメンテナンスの充実、 オリジナルセットアップやコーディネートも |
||
ミガキ家具において今年住賓館が力を注ぎたいのは、オリジナル商品の開発です。 キーワードは、「コンパクトサイズ」「フルセット」「国産」「値頃感」。 コンパクトサイズのミガキ家具というご要望にお応えして、1500×850サイズのテーブルの構想を立てています。 それも出来れば、テーブルと椅子のダイニングセットやソファやサイドテーブルのセットなど、単品でなくシリーズ展開できるオリジナル家具を手がけたいと考えています。 もちろん、お客様のご要望に合わせてゼロから製作するフルオーダーにも積極的に対応いたします。 高い技術を持つメーカーとのお付き合いがあるため、細かな面までご要望をカタチにできるのが住賓館の強みです。 お気軽にご相談ください。 また、メンテナンスにおいても住賓館で扱うミガキ家具はすべて製作メーカーと直で取引しているため、メンテナンスや修理もスムーズに対応できます。 長年お使いの家具で気になることがあればお問い合わせください。 さらに住賓館では、販売やメンテナンス対応だけでなく、コーディネートのお手伝いもいたします。 ちなみに美しい輝きのあるミガキ家具には、同じミガキ家具を合わせるか、モダンな家具を合わせるとしっくりときます。 例えば、メープルのテーブルには、シンプルモダンなイタリア・LOOP&CO社のソファをセットアップ。洗練された空間が広がります。 |
||
|
||
|
||
|
||
|
||
【番外編】
山羊革を使った「家具の宝石」キットファニチュア 限定家具を大放出 |
||
徳島県「北谷」のキットファニチュアは、ミガキ家具同様、美しい光沢とカラーで「家具の宝石」と呼ばれています。 キットファニチュアは、樹木ではなく山羊革を木地に張り、その表面に塗装用ポリエステル樹脂を塗り、その上からコンパウンドでツヤ出し、ワックス仕上げを施す独自の技法で完成させた家具です。 バーズアイメープルなどのミガキ家具とはまた違う美しさや質感があります。 かつて皇室でも愛用され、住賓館でもブログなどで紹介すると全国から問い合わせをいただく人気のブランドです。 住賓館には現在、宝石箱やメガネ置きなどの小物からキャビネットや衝立などを展示していますが、いずれも最後の限定品です。 興味のある方は、お早めにお問い合わせください。 |
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
365日、毎日更新! 知りたい情報、得する情報満載の「住賓館ブログ」 |
||
毎日更新の「住賓館ブログ」。今年も店舗同様365日年中無休で発信します! この「住賓館ブログ」では、住賓館に展示している北欧スタイルの飛騨高山の家具、広島府中など国内の家具産地の家具、イタリアや世界の有名ブランド家具、話題のベッド、マットレス(シモンズ、シーリー、サータ)、ウォーターベッドなどの家具やイベント紹介に加え、納品事例やメンテナンスの修理事例もご紹介しています。 ライブ感覚でどんどん発信していますので、ぜひチェックしてみてください。 > > 住賓館ブログ |