店作りにおいて北欧スタイルを追求している住賓館では、日進木工の家具を数多く取り扱っています。 日進木工は、飛騨の匠の伝統技術と新しいデザインを融合させた飛騨家具メーカーの中でも、モダンな北欧スタイルの家具づくりにいち早く取り組んだメーカーです。 品質がよくシンプルでモダンなデザインの家具は、お客様の評価が高く、住賓館では今後も日進木工の家具を充実させる予定で、その一つとして今年も恒例の日進木工フェアを2015年3月14日(土)〜開催します。 そこで今回は、日進木工の家具についておさらいしてみたいと思います。 |
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「軽くて丈夫な椅子」 その機能と美しさを実現させる職人技 |
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日進木工が得意とするのが「軽くて丈夫な椅子」です。 椅子は毎日使用する家具だから、「軽さ」と「丈夫で壊れにくい」要素は必要不可欠です。 しかし、「軽さ」を実現させるために、部材を削り、細身でシンプルなデザインにすれば軽量化は図れますが、「丈夫さ」には不安が生じます。 逆に「丈夫さ」を追求すれば、どっしりと厚みのある重い椅子になってしまいます。 しかし日進木工では、この「軽さ」と「丈夫さ」の相反する要素を見事に両立させる「技」を持っています。 それが、飛騨の匠の技術を受け継ぐ職人による加工技術の「角ホゾ組み」や「曲げ木」です。 |
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「角ホゾ組み」は、ホゾ穴に対してホゾを少し大きめに作って組み込む加工法で、細いパーツの接合でも強度が出ます。ただし、ホゾが大きすぎると接合した時に木を割ってしまい、小さすぎると抜けやすく強度も低下してしまいます。しっかりと強度を確保するためには0.1ミリ単位の精度が必要で、高い技術力がなければ完成しません。 しかも多くのメーカーでは、ホゾ穴に接着剤をつけてホゾを組み込むときに手で打ち込みますが、日進木工ではプレス機を使ってしっかり圧縮して組み込むので強固な連結になり、木の繊維にまで接着剤が入り込むので繊維と繊維が引っ張り合い、より強度が増します。 「曲げ木」は、木の繊維を切断しないで曲げるため、細いフレームでも十分な強度を発揮します。 しかも曲げ木によって生み出された柔らかなカーブラインは体の当たりを良くし、優美なラインはデザイン性も高めています。 もちろん「曲げ木」も熟練者の経験と高い技術が必要とされます。 |
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Natural Brown(ナチュラルブラウン)シリーズのNBC-406 | ||
日進木工の「軽くて丈夫な椅子」の代表作は、1996年に誕生したNatural Brown(ナチュラルブラウン)シリーズのNBC-406。 重さは3800グラム(ナラ材タイプ)。 椅子の重さをグラム表示して「軽さ」をアピールしたのは、この椅子からだったように記憶しています。 背も脚もすべて細身のパーツによるシンプルスタイルながら力強さも感じられ、今でも人気の高い椅子です。 NBC-406誕生後、各メーカーが軽量化を意識し、この椅子を模した商品もたくさん出ましたが、どれも本物とはかけ離れていました。 |
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■WHITE WOOD(ホワイトウッド)シリーズのWOC-131 | ||
日進木工の「軽くて丈夫な椅子」の中でも女性に人気が高いのが、WHITE WOOD(ホワイトウッド)シリーズのWOC-131。 重さはわずか3400グラム。 曲げ木の背から続く先には、木の実を想わせるウォールナットのちょい肘(セミアーム)があり、繊細で愛らしいデザインです。 |
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■N(en)シリーズのSOLA NC-00 | ||
重さ3800グラムという軽量もさることながら、ひと目で魅了された椅子、それがN(en)シリーズのSOLA NC-002です。 日進木工の技術の粋を集めて施された背板の曲げ木と抜き加工は、軽量化を図るとともにこの椅子のデザインのポイント。 どこにも無駄がなく、極限まで美しい椅子です。 |
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360度どこから見ても美しく、どこを見ても美しい | ||
日進木工の家具に共通しているのは、どこから見ても、どこを見ても美しいこと。 前、後ろ、横、斜め・・・と、360度どの角度から見ても美しいので、置く場所を選びません。 かつて家具のレイアウトは、ソファなどは背を壁につけて配置することが多く、前から見て美しければ後ろ姿を気にすることはありませんでしたが、最近のLDスタイルのレイアウトでは、ソファを仕切り代わりに設置することも多く、後ろ姿の美しさも重要になります。 |
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また、全体だけでなくポイント部分のデザインセンスが高いのも日進木工の特長です。 N(en)シリーズのSOLA NC-002の背板部分をはじめ、背、肘、脚など細部にもこだわりを感じます。 特に肘部分。WHITE WOOD(ホワイトウッド)シリーズのWOC-131では、ナラ材の背から続くチョイ肘部分のみブラックウォールナットを使い、樹種や色の違いで遊び心を感じさせたり、Natural Brown(ナチュラルブラウン)シリーズのLDアームチェアやgeppo(ゲッポ)シリーズのソファの肘部分は、先細りの独特のデザインになっています。 こうしたポイント部分に他にはないこだわりがあると愛着がわきます。長く大切に使いたくなります。 |
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ところで、この肘部分ですが実は機能面でもとても考えられたデザインになっています。 実際に座って肘を置いたり、肘を持って立ち上がってみるとわかりますが、肘を乗せるとおさまりが良く、立ち上がる時に先端をつかむと握りが優しく、楽に立ち上がることができます。 ちなみに、日進木工の家具は肘だけでなく、どの部分も手触りが良く、心地良い感触です。 これは日進木工の丁寧な研磨技術によるもので、専門の職人がサンドペーパーを手に、何度も手触りを確かめながら研磨を繰り返し、丸みのある背や肘、脚は柔らかに、テーブル天板の面などエッジのきいた面はシャープに力強く、 凹凸や磨きムラがないように研磨を重ねて仕上げているそうです。 日進木工の家具が心地いいのは、木の温もりだけでなく、こうした職人の丁寧な仕事があたたかさとなって伝わるからでしょう。 |
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日進木工社員が直接ご相談に応じます! 2015年 日進木工実践相談会(3/14〜3/22) |
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今年も恒例の日進木工フェア「2015年 日進木工実践相談会」を3月14日(土)から3月22日(日)まで開催します。 期間中は、住賓館のフロアいっぱいに日進木工の名品や新作、フェア期間だけお目見えする家具などを多数展示します。 また、3月14日(土)・15日(日)・21日(祝)・22日(日)の4日間には、日進木工の製造スタッフが直接みなさまのご相談や質問にお答えします。 気になる家具の特長や構造、加工技術についての質問やお手持ちの家具のセルフメンテナンス法など、できるだけ実演を交えてご相談に応じる予定です。 また、今年も飛騨高山のグルメや工芸品を集めた物産コーナーを開設します。 日進木工フェア「2015年 日進木工実践相談会」に出品する家具のご紹介やイベント内容については、毎日更新の「住賓館ブログ」で随時ご紹介していきます。 しっかりチェックして、フェア当日はどんどん質問してください! > > 2015日進木工メーカー実践相談会 |
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■商品紹介 | ||
◆geppo(ゲッポ) http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/search?q=geppo ◆WHITE WOOD(ホワイトウッド) http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/search?q=WHITE+WOOD ◆Natural Brown(ナチュラルブラウン) http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/search?q=Natural+Brown ◆Sof(ソフ) http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/search?q=SOF ◆Forms(フォルムス) http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/search?q=Forms ◆COTY(コティ) http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/search?q=COTY ◆n-kids(エヌ・キッズ) http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/search?q=n-kids |
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◆N(en) | ||
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■納品事例 | ||
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365日、毎日更新! 知りたい情報、得する情報満載の「住賓館ブログ」 |
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