住賓館がお客様のためにできること。
20年の実績と経験から生まれた住賓館独自の修理&リフォーム
住賓館は、おかげさまで来月3月15日に20周年を迎えます。
住賓館では創業以来お客様との信頼関係を第一に、飛騨高山や広島府中、イタリアの家具を中心に世界中から『本物』と呼べる家具を厳選し、お客様一人ひとりのご要望やご希望に合わせた家具をご提供しています。
また、販売だけでなく、家具の修理やメンテナンスにも積極的に取り組み、お客様のご相談やご依頼に対応する中で培われた経験と実績により、今ではメーカー対応できない修理やカスタマイズ、住賓館だからできるリメイクやスピード納期、コストダウンの事例も増え、多くの選択肢の中からよりベストな方法を選んでいただけるようになりました。
そこで、今回は住賓館がお客様のためにできる修理やリフォームについてご紹介します。
購入時レベルの回復修理からサイズ直し、形状変更、軽量化、完全リメイクまで。
住賓館で対応できる修理やリフォームは、多岐にわたります。
修理のご依頼で多いのは、木部のフレームやテーブル天板のふき直し、ソファのファブリックや革の張り替え、クッションの補強、椅子のキズやぐらつきの修理などです。
しかし、これらも購入当時と同じ色や仕上げでふき直す場合もあれば、全く違うカラーやファブリックに張り替えたり、クッションの補強でも同じ詰め物を入れ替えるだけなのか、長く使える詰め物や仕様に変えるかなど、お客様のご希望は様々です。
サイズや形状変更などのカスタマイズについては、受注時であればメーカー側でも対応できる場合がありますが、ご購入後や長年お使いの家具の高さを変えたり、テーブルの角を丸くするなどの形状変更は、メーカーでの対応は難しく、特に「テーブルの重さを軽くしてほしい」などの軽量化やリメイクとなるとなおさらです。
そこでメーカー対応できない場合は、住賓館のオリジナル工房でお受けしています。
難しい軽量化についてもこの20年の経験から実現手法を確立し、ご依頼のあったお客様からお喜びの声をいただいています。
■Yチェアの座面張り替え修理
デンマークの名作チェア・CH24、通称Yチェアの座面の修理でカール・ハンセン&サンジャパンに修理依頼をしたケースです。
今回は約1カ月程度で2脚分の張り替修理が完了。ペーパーコードの仕上げも美しく、新品同様の仕上がりに。梱包も丁寧でした。
■ダーク色からナチュラル色へ。テーブル天板のふき直し
柏木工・グランディシリーズのダイニングテーブルのふき直し事例です。住賓館のオリジナル工房で対応しました。
このテーブルは3年ぶり2回目のふき直しで、最初はダークなキャラメル色だったカラーをナチュラルカラーに変更。その仕上がりをお客様が気に入ってくださり、3年経った今回、再度ふき直しのご依頼をいただきました。
作業は、タモ無垢天板の表と裏面とサイド面をすべてはがし、ペーパー掛けをして全体を整えた後、タモ材の美しい木の表情を生かしたナチュラル色に塗装。
少しツヤを出して質感を高めました。ウレタン仕上げなので水拭きができ、お手入れも簡単です。
■購入時のスタイルを忠実に再現。お子さんのことを考慮したファブリックを採用
長年愛用したフクラのダイニングチェアの張り替えです。
思い出深い椅子と言ういこともあり、生地の張り込みは原状を忠実に再現。
ただし、小さなお子さんがいらっしゃるので、水圧だけで汚れを落とす力があるという張地・シンコールの「ナノ撥水マモルくん」を採用し、ケチャップやソースなどの汚れにも対応できるようにしました。
■挽き目残しのテーブルの磨き直し。メーカーとの密な打ち合わせでうづくり仕上げに
挽き目残し(のこ引きの跡が残った木肌)のダイニングテーブルの磨き直しです。
お客様からは、なるべく挽き目残しはそのままにとのご依頼でしたが、磨き直しの場合、一度表面を削るため、どうしても表面はフラットになってしまいます。
そこでなるべく凹凸のある表情を出すために、テーブルの製造メーカー・飛騨産業と打ち合わせを重ね、今まで横目の挽き目だった天板に縦目の木の目に沿ったうづくりを入れることを提案。
これには高い技術が必要ですが、熟練の職人により趣のある表情のテーブルに仕上がりました。
■MasterWaLのソファの脚を50ミリカット
このお客様は、ご購入時に脚カットのご相談を受けました。
しかし、一度カットしてしまうと、実際にお部屋に入れた時に「やはりカットしなければよかった」と思っても、元に戻すのは困難です。また、せっかくご購入いただいたのに気に入らないまま使い続けるのも残念です。
そこで、一度お部屋に入れてお使いいただいた上でカットするかどうか判断することをご提案しました。原状に手を加える場合は、お客様にとってベストな結果が出せるように、事前にしっかりと話し合いをしながら慎重に進めていきます。
納品から数日後、カットのご希望を受けたので、住賓館のオリジナル工房で4本の脚を50ミリカット。
仕上げにペーパーをかけて面小口を整え、床を傷つけないように脚の裏にはパンチ絨毯を張ってお届けしました。
■イタリア・ラバーマール社の大理石テーブルの磨き直し
住賓館では、大理石やミガキ家具、漆塗りの修理やメンテナンスにも対応しています。
こちらはイタリアのラバーマール社の大理石のテーブルの磨き直しです。
天板はもちろん、細部の面カットや脚元まで大理石部分のポリ加工をすべてはがし、新たにポリ加工を施しました。
10年以上ご愛用のテーブルですが、熟練のミガキ職人の腕により、イタリアから届いた当時よりも高いレベルの仕上がりに。美しく輝く大理石のテーブルは、これからも末永くお使いになれます。
■花梨一枚板の座卓を軽量化のためにスライス
「厚さ80ミリある花梨の一枚板の座卓を軽くできないか」との相談を受けてオリジナル工房で対応。天板の厚さを半分の40ミリにして軽量化を図りました。
作業は、天板を半分の厚さにスライスし、表面は花梨の美しい木目を生かした艶消し仕上げに。女性二人で移動できる重さのセンターテーブルに生まれ変わりました。
天板をスライスして軽量化を図る方法は、今から約10年ほど前、オランダのテーブルを軽量化してほしいとのご相談があったときに生み出した手法です。
それまで修理やメンテナンスの実績はあったものの「軽量化」は初めてのこと。この経験を機に、軽量化についても実績を重ねながら技術レベルもアップさせ、今に生かしています。
※住賓館ならではの豊富な修理&リフォーム事例については、こちらもご参考に
●住賓館ブログ
◆家具メンテナンス・カテゴリー
http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/archives/cat_50043979.html
迅速な対応とデメリットも含めた詳細説明
住賓館が修理やリフォームのご相談を受けるときに心がけていることは、迅速な対応とデメリットも含めた詳細説明です。
ご相談や問い合わせをいただいたら現状把握のためのご訪問やお見積り、作業内容のご提案、家具の引き取り、作業、納品など、迅速に対応いたします。
遠方やメール・電話・FAXでのやり取りをご希望の方にも迅速な返信を行います。
ご相談いただいた内容に関しては、必ずメーカー対応の場合とオリジナル工房対応の場合の作業内容や見積もり、納期などを提示。
複数の選択肢の中からご希望や予算に合わせて選んでいただくようにしています。
作業内容については、お客様が描く完成予想とズレがないように、出来上がりの状況を詳細に説明いたします。
このとき、デメリットについてもきちんとお話します。例えば、吹きつけ塗装によって革が硬くなったり経年で色割れが起きることがある、この素材はコスト安だが耐久性は弱い、完全に復元はできない・・・、などです。こうしたデメリットも含めて考慮していただき、お客様にとってベストな作業内容を決定していきます。
また、今すぐとりかかるのが良いか、子どもが成長してからかなど、とりかかる時期についても、いつがベストなのかを相談したり確認しながら進めていきます。
修理やリフォームは、新しい家具を一から作る以上に高い技術と知識を必要とします。さらにお客様との信頼関係を保てなければ成立しないものです。
住賓館ではこれからも、お客様のご相談をじっくりとお聞きし、完成の状況を明確にお伝えした上で、高い技術力と迅速な対応で修理やリフォームを行っていきます。
気になることがあれば、どうぞ遠慮せずにご相談ください。
「この部分を直してほしい!」という部分修理依頼はもちろん、「使いづらい」「重い」などのお悩みや「今すぐではないけど、いずれリフォームしたい」という漠然としたものでも結構です。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
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