「奮発してせっかくいいベッドを買ったんだけど、最近腰が痛くて・・・」というお客様の声を聞くことがあります。 ある方の場合、仕事が重労働の上ストレスを抱え、せめて夜ぐらいはぐっすり眠りたいと、ご自分でもいろいろとマットレスについて調べられたそうです。 そして、今の流行は柔らかめのマットレスだとの情報から実際に売場で寝転がってみたところ、その包み込むような柔らかさに感激。 即購入し、それからしばらくは満足いく快眠を得られていたそうです。 ところが、だんだん腰に痛みを感じ始めたのだとか。「寝心地はすこぶる快適なのに・・・」と、どこに問題があるのかわからないとのことでした。 そこでじっくりとお聞きしてみると、確かにマットレスはレベルの高いモノでした。 体が沈み込む柔らかいタイプですが、体圧分散に優れ、腰に負担をかけずに眠ることができるはずです。 では、なぜ腰痛に? その答えはフレームの高さにありました。 |
この方はマットレスを購入の際、部屋を広く見せたいからとロータイプのフレームを選択していました。 そうです。ここに問題がありました。 つまりフレームは低いのにマットレスが柔らかいと、腰掛けたときにヒザの高さよりもお尻が落ち込み、立ち上がるたびに腰に負担がかかっていたのです。 特にこの方の場合、寝る以外に本を読んだり、テレビを見たりと、ベッドで過ごすことが多く、それだけ立ち上がる回数も増えるために腰に負担がかかり、腰痛を感じるようになったのでしょう。 体型や身長によって個人差はありますが、一般的に日本人が裸足で腰掛けた場合の膝下の長さは40cm前後(身長の4分の1程度)。 このため、柔らかいタイプのマットレスを選んだ場合のフレームは、マットレスを載せた高さが最低40cm以上になるものを選んでください。 腰掛けたときにお尻が膝頭よりも高くなるフレームを選べば、立ち上がりがラクになります。 腰痛持ちの方やご年輩の方は、ベッド選びの際は、寝ころぶだけでなく、腰掛けてのチェックもどうぞお忘れなく。 |
お部屋の都合や好みにより、どうしてもロースタイルのフレームにしたいのなら、マットレスは、立ち上がりがラクな硬めをお選びください。 確かに癒しを求める寝室では窮屈を感じたくないものです。 その点、ロースタイルの方が部屋の空間に余裕ができ、ゆったりとくつろげます。 マットレスで人気が高いアメリカのシーリー、シモンズ、サータの3S。 この中で、柔らかめをお好みならシーリー、硬めがお好みならシモンズがおすすめです。 希望のフレームとの相性も考慮しながら最適な組み合わせを選んでください。 |
腰痛にお悩みの方やご年輩の方におすすめなのは、サータのポスチャーシリーズです。 このシリーズのマットレスは、腰の部分と腰掛けることの多い両サイド2列には他よりも太めのコイルを配して補強してあるので、寝ているときも立ち上がるときも腰が落ち込むのを防いでくれます。 また、サータのマットレスは、贅沢な素材を使った詰め物層を片面にだけ施した片面プローソフトタイプがあります。 これだと直接寝る面では上質な寝心地を感じながら、マットレストップまでの高さを抑えることができるので、ロースタイルのベッドにするにはピッタリです。 |
ベッドで人気といえば、ダブルクッションのホテルスタイル。 高級ホテルのベッドをわが家にも・・・と、そのラグジュアリーな寝心地に憧れを持っている方も多いようです。 しかし、ダブルクッションとなるとベッド高が気になります。 そんなお悩みを持った方には、サータのボトムとマットレスの組み合わせをご提案します。 |
サータには2種類のボトムがあり、ロータイプのボトムを組み合わすことで、ホテルスタイルのダブルクッションでロースタイルを可能にしてくれます。 以前に、マットレスは、厚くなるほど上質になってランクも上がるとお話ししましたが、例えばサータの場合、最高級クラスのマットレスの厚みは45cm。 これにハイタイプのボトムを組み合わすとマットレストップまでの高さが70cmを超えてしまいます。 しかし、マットレスを片面ピローソフトタイプにして、ボトムをロータイプにすれば55cmほどに抑えることができ、ハイクラスの寝心地で部屋を広くすることができるのです。 日本人の体型と、日本の住宅事情にぴったりと合わせた商品展開を行っているサータ。 ライセンス契約により、ほとんどを日本で製造しているだけあって、やはり日本人の好みをしっかりと心得ていますね。 とはいえ、マットレスやフレームの好みは、人それぞれ。お住まいによっても違います。 しかし、組み合わせを間違えると後々不都合も出てきます。 住賓館では、ご希望とお悩みとお住まいに合わせて、ベストマッチのベッドをご提案いたします。 快適な眠りと癒しの空間づくりのために。どうぞ、いつでもお気軽にご相談ください。 |