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ミラノサローネ2018 視察レポート 今年も世界最大規模の国際家具見本市へ


今年も4月17日にイタリア・ミラノへと向かいました。目的はもちろん世界最大級規模の国際家具見本市・ミラノサローネです。
2日間会場を巡り、世界のインテリアデザインの最先端が集う祭典をしっかりチェックしてきました。
住賓館でもお馴染みのメーカーから気になる家具まで展示ブースで撮影した写真とともにご紹介します。
今年も記録更新。6日間で188カ国43万人以上の来場者で賑わう
1961年からイタリア・ミラノで開催されている「ミラノサローネ」。
公式発表によると今年(2018年)の来場者は、6日間で188カ国43万4509人で過去最高記録を更新。
ミラノサローネにはここ6年連続して訪れていますが、実際その盛況ぶりが年々高まっているのが感じられます。
また、来場者の多国籍ぶりも目につきますが、中でも中国の方の姿が目立ちます。これはここ数年変わらない光景。
毎年感じますが、ここに来ると家具だけでなく経済の勢力図も見て取れるようです。
【サローネ会場レポート】
■GAMMA
今年最初に訪れたのは、住賓館でも長年取り扱っているGAMMA(ガンマ)のブースです。
新作のコーナースタイルのソファは、背のクッションが上下して自分の好きなポジションでくつろげます。
張地はヌバックのレザーが多く、細かい縫製が施された高級感のあるソファです。
円形のソファは回転式。背中部分はスチーム部分にネット状に革が編み込まれ、背のクッションにもたれると包みこまれた感覚になります。
革に染めの技術でグラデーションを出した珍しいソファもありました。
GAMMA(ガンマ)は毎回楽しみにしているブースですが、今回も期待を裏切らず、魅力あるソファを見せてくれました。
■COLOS
COLOS(コーロス)も住賓館で取り扱っている家具メーカーで、バルコニーやガーデンなどの外家具におすすめです。
こちらのPIAZZAアームチェアとガーデンセットの丸テーブルは間もなく入荷予定です。
PIAZZAアームチェアはポリプロピレンで水洗いもでき、軽量で移動もラク。テーブルも軽量で天板も簡単に収納できます。
■COMPAR
住賓館でも人気のあるCOMPAR(コンパル)のブースには、伸長式昇降テーブル・PARISのセラミック天板タイプの展示がありました。
天板の色は、ニューカラーのライトグレー色です。
ガラスの上にセラミックを張った天板で、マット仕上げでホワイト色の脚ともマッチします。
セラミック天板タイプは今年の人気アイテムになる予感がします。
■ALTACOM
現在住賓館に展示しているALTACOM(アルタコム)の昇降テーブルは、天板がメラミン素材ですが、今年のサローネではセラミック天板が多く展示されていました。
最初の写真の大理石風のセラミック天板のテーブルは、丸から楕円になり、昇降もできます。
ホワイト色のセラミック天板は艶消し仕様で、スチーム脚とマッチします。
素材展開が広がって選択肢が増え、今年も引き続き人気を集めそうです。
■SANGIACOMO
壁面収納家具が充実しているSANGIACOMO(サンジャコモ)は、今年しっかりチェックしたかったメーカーです。
ボックスの組み合わせで自分スタイルの空間が演出でき、LDルーム以外にもリビングから寝室までトータル提案できます。
斜めに傾斜した収納ボックスの組み合わせは、奥行きをとらず収納できます。
また、床から浮かせることで空間を作り、立体感がある収納でお部屋を演出できます。
■Frag
Frag(フラッグ)は、今年も魅力的な椅子やソファが展示してありました。
革のテーブルセットは座り心地もよく、Frag(フラッグ)ならではの革の良さが感じられます。
セラミックの艶出し円形テーブルも素敵でした。
また、見るからにゆったりとした座り心地の良さを感じさせるチェアにも心惹かれました。
アームのラインも魅力的です。
■camus
4年前に衝撃を受けたcamus(カミュ)。
ウォールナット材を使った先の細いデザインでありながら緻密さと力強さがあり、その魅力に導かれるようにブースの中に入ったことを今でも覚えています。
その時に一番心惹かれたのがこのライティングデスクです。
曲面が美しい開閉式のフタが付いたデスクは、横から見ると美しい女性がしなやかな前屈姿勢をとっている姿を想像させます。
独創的なデザインと、それを形にできる高い技術力に今回も深い感銘を受けました。
■giorgio collection
シカモア・ローズ・メープルなどのミガキ仕様のインテリアのデザインやカラー研究のために必ずチェックするのが、giorgio collection(ジョールジョ コレクション)ブースです。
ライトグレー色のシカモア調の突板のクロスした張り方は独特で、木肌が浮き出て見えます。
面カットされた境目に象嵌が自然と入っています。このブースは毎回勉強になります。
■RIVA1920
RIVA1920(リーヴァ1920)は、素材使いの上手さや組み合わせの妙、それをしっかりアートにしているのがこのメーカーです。
今年も木の節や天板の角を合成樹脂で埋めたテーブルが展示されていて、多くの人の目を引き、手で触れていました。
日本人が好きな一枚板やウォールナットを巧みに使いこなした家具など興味深い家具を展示しています。
■CECCOTTI COLLEZIONI
CECCOTTI COLLEZIONI(チェコッティ・コレツィオーニ)のブースは、ここを見るだけでもイタリアまで来る価値がある!と思えるほど素晴らしい家具が展示されています。
熟練の職人がたっぷりと時間をかけ、丁寧に丁寧に作り上げたデスクやチェア。
一つひとつのパーツが実に精巧で美しく、湾曲したライン、留めの細工、滑らかな仕上げに至るまで本当に見事です。
■ほかにも今回気になった家具がいろいろありました!
今年もたくさんのカタログを持ち帰りました
今回もたくさんのメーカー、ブランドのカタログを持ち帰りました。
ミラノサローネでは、カタログが重要な商談アイテムとなっているので、美しく情報量たっぷりのカタログが多く、日本にはないデザイン、感性、機能、色使いなどに触れることができます。
ご覧になりたい方は、来店の際、お気軽に声をお掛けください。

今回のミラノサローネでは、テーブル素材ではセラミックが多く、カラーに関してはライトグレーが新鮮で、ミガキ仕様の家具でもライトグレー色が目につきました。
実際に目で見て、感じて、触れてきたからご提案できるインテリアがあります。
また、カタログを参考に素材やサイズ、カラーなどを自分好みにオーダーすることもできますので、理想の家具を手に入れたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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