住賓館だからできる家具の修理からリメイクまで 家具メンテナンス実例特集
「お・も・て・な・し」で決まった東京オリンピック開催も来年に迫り、海外からの日本への関心も高まっているようです。中でも日本の職人の繊細で緻密な仕事を丁寧に行う高い技術力は高い評価を受けています。その技術力は、新しいものを作り上げるだけでなく、「直す」ことにも秀でています。むしろ直すことのほうが、新しく作るよりも高い技術力が必要かもしれません。
住賓館には、家具の修理やメンテナンスに関するご相談も多く寄せられます。ご依頼をいただいた家具の製造メーカーへの橋渡しはもちろん、メーカーでは対応できないケースや納期やコストによっては、住賓館のオリジナル工房でお受けしています。
その内容は、ソファの張り替えやクッション補強、テーブルの吹き直しやイスのグラつき直しなどの修理はもちろん、サイズや形状変更などのカスタマイズやリメイク、ウォーターベッドのメンテナンスなど多種多様。住賓館だからできる修理やメンテナンスがたくさんあります。
そこで今回は、住賓館ではどんなことができるのかを実例とともにご紹介します。
住賓館には、家具の修理やメンテナンスに関するご相談も多く寄せられます。ご依頼をいただいた家具の製造メーカーへの橋渡しはもちろん、メーカーでは対応できないケースや納期やコストによっては、住賓館のオリジナル工房でお受けしています。
その内容は、ソファの張り替えやクッション補強、テーブルの吹き直しやイスのグラつき直しなどの修理はもちろん、サイズや形状変更などのカスタマイズやリメイク、ウォーターベッドのメンテナンスなど多種多様。住賓館だからできる修理やメンテナンスがたくさんあります。
そこで今回は、住賓館ではどんなことができるのかを実例とともにご紹介します。
ソファ、椅子の張替え、吹き直し
■イタリア・GAMMA社ソファの座面張替え
こちらは以前にも依頼を受けて、座面部分を革からソフトレザーに張り替えたソファですが、その後長年の使用で、座面の縫製部分の裂けが目立ち、一人掛けソファもインナー部分の留めが破損していました。
そこで今回は、座面をソフトレザーからファブリックに替えて縫製も絞り込みに。一人掛けの座面はソフトレザーのままで絞り込み部分だけを補修しました。
ベースがしっかりして背と座がセパレートタイプのソファは、メンテナンスしながら永く使い続けることができます。
そこで今回は、座面をソフトレザーからファブリックに替えて縫製も絞り込みに。一人掛けの座面はソフトレザーのままで絞り込み部分だけを補修しました。
ベースがしっかりして背と座がセパレートタイプのソファは、メンテナンスしながら永く使い続けることができます。
■ソフトレザーソファの張替え
手で触れるだけで取れてしまうほどレザーが粉状態になったソファの張替えです。セパレート仕様の座面のウレタン補給をしながら張替え。鮮やかで印象的なソファが復活しました。
張替えは、選ぶ素材やカラーによって全く同じに復元することも、印象をガラリと変えることもできます。
張替えは、選ぶ素材やカラーによって全く同じに復元することも、印象をガラリと変えることもできます。
■昭和34年購入の飛騨産業の椅子の吹き直し＆張替え
昭和34年に購入し、大切に使われてきた飛騨産業の椅子のメンテナンスです。最初に背のスポーク部分を外して組み直して強化。
その後木部を吹き直し。座面部分は厚さを変えず、ウレタンを全て入れ替え、ローズ系のファブリックを張りました。
吹き直しではあえて経年変化を残した塗装にして、愛着のある味わいを大切にしました。
その後木部を吹き直し。座面部分は厚さを変えず、ウレタンを全て入れ替え、ローズ系のファブリックを張りました。
吹き直しではあえて経年変化を残した塗装にして、愛着のある味わいを大切にしました。
■飛騨産業の椅子の張替え
10年以上お使いの飛騨産業の椅子の座面張替えです。
背と座のソフトレザーにひび割れがあり、インナーのウレタン補充をしながら本革に張り替え。背にパイピングを施します。
今回の様にソフトレザーから本革仕様の張替えも対応できます。
背と座のソフトレザーにひび割れがあり、インナーのウレタン補充をしながら本革に張り替え。背にパイピングを施します。
今回の様にソフトレザーから本革仕様の張替えも対応できます。
■クラシックスタイルのダイニングチェアの吹き直し＆張替え
イタリア製クラシックスタイルのダイニングチェアの吹き直しと座面張替えです。
木部についたキズを直し、手作業で吹き直し。背の抜け部分に塗りがたまらないように注意しながら数回吹き付けました。
座面は深みのあるソフトレザーに張替え。座面は枠に対して落とし込み仕様なので、ウレタンで調整しながら張り替えました。
木部についたキズを直し、手作業で吹き直し。背の抜け部分に塗りがたまらないように注意しながら数回吹き付けました。
座面は深みのあるソフトレザーに張替え。座面は枠に対して落とし込み仕様なので、ウレタンで調整しながら張り替えました。
ソファ、椅子の張替え、吹き直し
■テーブルの拭き直し作業（ペーパーがけ）
テーブルの拭き直し作業では、ウレタン仕上げ、オイル仕上げどちらとも2000番から3000番のペーパーで表面を仕上げていきます。
この最後のペーパーがけで天板のタッチ感が大きく変わる大切な作業です。職人の技術と丁寧さが問われます。
この最後のペーパーがけで天板のタッチ感が大きく変わる大切な作業です。職人の技術と丁寧さが問われます。
■柏木工・LEIトライアングルテーブルの天板吹き直し
台風の被害で天板に水が溜まって天板の塗りに浮きができてしまいました。
そこで天板の塗装をすべて剥がして研磨し、再塗装。その分時間はかかりましたが新品同様の仕上がりに。
今回の吹き直しは製造メーカーの柏木工にお願いしました。
そこで天板の塗装をすべて剥がして研磨し、再塗装。その分時間はかかりましたが新品同様の仕上がりに。
今回の吹き直しは製造メーカーの柏木工にお願いしました。
■突板のダイニングテーブルの天板吹き直し
突板の伸長式ダイニングテーブルの天板の吹き直しです。
突板は、無垢仕様より高度な技術が必要で、手作業で天板の汚れをとり、ペーパーをかけていきます。
ペーパーの力加減が重要で、天板の側の無垢部分とバランスをとりながら仕上げました。
突板は、無垢仕様より高度な技術が必要で、手作業で天板の汚れをとり、ペーパーをかけていきます。
ペーパーの力加減が重要で、天板の側の無垢部分とバランスをとりながら仕上げました。
ソファ、椅子の張替え、吹き直し
■シラカワ・ラプトチェアの背板割れ
椅子が倒れた時に背板と後ろ脚の接合部分が割れてしまったとのこと。
そこで破損部分をはめ込み接着。表面を触ってもデコボコがないように、滑らかに仕上げました。
そこで破損部分をはめ込み接着。表面を触ってもデコボコがないように、滑らかに仕上げました。
■ペットに噛まれた！富士ファニチア・nagiスツール
富士ファニチア・nagiスツールをペットに噛まれてキズに。木部フレームの取り替えもできますが、今回はペーパーをかけて削り、吹きつけ塗装仕上げに。
最近家具の木部をペットに噛まれた修理依頼が増えています。
最近家具の木部をペットに噛まれた修理依頼が増えています。
部品替え
■スペインのチェスト・ブロンストンのレール取り替え
スペイン製チェスト・ブロンストンのレールを取り替えて、70%ぐらいしか開かなかった引き出しが100%開くようにしました。
引き出しサイド面のレールと本体側のレールを全て取り替えて微調整。本体側と引き出しのレールはプロパーレールをカットして取り付けました。
引き出しサイド面のレールと本体側のレールを全て取り替えて微調整。本体側と引き出しのレールはプロパーレールをカットして取り付けました。
■マルイチセーリング・デュークソファの脚変更
マルイチセーリングの回転式一人掛けソファ・デュークの脚を通常の4本脚に変更しました。
製造メーカーからデューク用の4本脚とソファの裏面のファブリックを取り寄せて対応。
回転式の金具を取り、底板ボードを制作し脚を取り付けていきます。既製品のカスタマイズにも対応しています。
製造メーカーからデューク用の4本脚とソファの裏面のファブリックを取り寄せて対応。
回転式の金具を取り、底板ボードを制作し脚を取り付けていきます。既製品のカスタマイズにも対応しています。
リメイク
■飛騨産業・プロヴィンシャルの座卓を二分割してリメイク
プロヴィンシャルのワイド1520ミリの座卓が重く使いづらい。
移動しやすく、もっと使い勝手を良くしたいとのご依頼でリメイク。
座卓の天板を二分割し、一方には元の座卓の脚4本を取り付け通常使いするテーブルに。
もう一方は、折れ脚タイプの脚をセット。この脚の素材を杉無垢材にして軽量化を図り、移動しやすくしました。
こうしたフルオーダーのリメイクにも対応しています。
移動しやすく、もっと使い勝手を良くしたいとのご依頼でリメイク。
座卓の天板を二分割し、一方には元の座卓の脚4本を取り付け通常使いするテーブルに。
もう一方は、折れ脚タイプの脚をセット。この脚の素材を杉無垢材にして軽量化を図り、移動しやすくしました。
こうしたフルオーダーのリメイクにも対応しています。
お手持ちの家具のお困りごとは、お気軽にご相談ください
いかがでしたか？このように住賓館では、お客様お一人おひとりのご要望やお悩みを解決する修理やメンテナンス、リメイクを行っています。
今お使いの家具で気になることや不具合がある場合は、お気軽にご相談ください。
ご相談内容によってメーカーに依頼するか、オリジナル工房で対応するかをしっかりと話し合いながら決定していきます。
その際、メーカーとオリジナル工房それぞれの場合でどこまで修理できるか、コスト、納期を明確に提示した上で作業を進めます。
小さな修理でも、大きな困りごとでも、まずはご相談ください。一緒にベストな方法を見つけていきましょう。
今お使いの家具で気になることや不具合がある場合は、お気軽にご相談ください。
ご相談内容によってメーカーに依頼するか、オリジナル工房で対応するかをしっかりと話し合いながら決定していきます。
その際、メーカーとオリジナル工房それぞれの場合でどこまで修理できるか、コスト、納期を明確に提示した上で作業を進めます。
小さな修理でも、大きな困りごとでも、まずはご相談ください。一緒にベストな方法を見つけていきましょう。
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