左官技術を活かしたオルトレマテリア・モールテックスのテーブル
〜左官のショールーム「LEFTEC」を訪ねて〜
↑【360度動画】画面をドラッグすることで室内の画角をインタラクティブにご覧いただけます。
テーブルの天板には、天然木、メラミン、セラミック、ガラスなど様々な素材を使ったものがありますが、住賓館が最近注目しているのが、海外生まれの左官塗材・オルトレマテリアやモールテックスで仕上げた天板です。
そこで、まだ日本では比較的新しい左官材についてもっと詳しく学びたくて、先日岡山県にあるフジモト工業の左官のショールーム「LEFTEC」を訪問。藤本祐之社長に案内していただきながら、いろいろとお聞きしてきました。
当日の社長インタビューやショールームの紹介については、「住賓館Style」にて動画とともにお届けする予定です。
今回は、オルトレマテリアやモールテックスとはどんな素材でどんな特徴や魅力があるのかをご紹介します。
高い機能性とデザイン性を兼ね備え、地球に優しい
イタリア生まれの薄塗り意匠仕上げ材「オルトレマテリア」
オルトレマテリアは、イタリアのECOMAT社によって開発された薄塗り意匠仕上げ材です。
もともとフロア用途向けに開発された仕上げ材なので、耐久性や防汚性が高く、過酷な仕様環境でも摩耗や劣化がほぼ発生しません。
また、木、金属、ガラスなど下地を問わず塗装でき、耐熱性、耐水性も高く、クラック(割れ)が発生しにくい柔軟性や追従性もあります。
オルトレマテリアのもう一つの大きな特徴は、二酸化炭素排出量の少ないアクリルウレタン樹脂とひまわりオイルをベースに、リサイクルされた石英を骨材として配合するエコロジー素材だということです。
その上、今、先進国を中心に世界各国で採用が進められ、日本でも2021年6月から完全義務化された食品衛生管理基準「HACCP(ハサップ)」の認定を受けた仕上げ材です。原料から製造工程まで管理され、毒性がなく、食品が直接触れても安心安全な素材なので、ダイニングテーブルの天板に最適です。
発色が良く、多彩なカラーバリエーションもオルトレマテリアの魅力です。
こちらは、デニム生地を粉砕したリサイクル材とインディゴを使ったオルトレマテリアのサイドテーブルです。
独自のカラーリング手法と技術によって様々な色彩と質感を表現でき、自分スタイルのこだわりテーブルが作れます。
耐水性に優れたデザインコンクリート
ベルギー生まれの左官仕上げ材「モールテックス」
モールテックスは、ベルギーのBEAL社が開発したセメント系のモルタルで、機能性に優れ、高い意匠性を持ち合わせています。
薄塗りで表面強度があり、耐水性、耐久性に優れ、弾性もあるのでひび割れや剥がれが起きにくいのが特徴です。
モールテックスは、1mm程度の薄塗りでも水を通さず強靭な仕上げ膜を作ることができるので、コンクリートの美しい質感と重量感を表現しながらテーブル天板を軽量で作ることができます。
また、95%天然素材で化学物質を使用していないので、肌にも自然にも優しく、安心できるテーブルに仕上がります。
モールテックスはカラーも豊富で組み合わせで無限の表現が可能です。
形状、配色、仕上がり、キメの細やかさ、触感などの自由度も広く、自分のイメージにぴったりのテーブルを作ることができます。
発色が良く、シャープなコテ波の表情が魅力の「オルトレマテリア」。
程よいムラ感と豊かなコテ波の表情が魅力の「モールテックス」。
住賓館では、資料やカラーサンプルなどもご用意していますので、色味や質感などご確認いただけます。
興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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