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ミラノサローネ2023 視察レポート
4年ぶり!世界最大級の国際家具見本市へ

今年は4年ぶりにイタリア・ミラノに飛び、世界最大級規模の国際家具見本市・ミラノサローネの視察に出かけました。
世界のインテリアデザインの最先端が集う祭典はいつも刺激的で、新しい発見や学びがあります。
賑わい戻る。
6日間で181カ国30万人以上の来場者
今年で61回目を迎えたミラノサローネ。
4年ぶりに通常開催となり、4月18日〜23日までの期間中(6日間)に181カ国、30万7418人の来場者数を記録したとのことで、いつものミラノの祭典の賑わいが戻ってきたようです。
会場内では、今年も各ブースでは中国人のバイヤーらしき人が担当者と交渉する姿が目に付きました。
実際、バイヤーや業界関係者のうちの65%が国外からで、なかでも中国からが多かったとの報告があり、家具業界での中国パワーの健在ぶりを改めて感じました。
今年はヘルシンキ経由でミラノ入り

今年は成田からヘルシンキ経由でミラノへ向かいました。
成田を夜10時ごろに出発、ヘルシンキに到着したのは朝の5時ごろ。
ミラノへの飛行機は8時発なので、ヘルシンキの空港内で食事。
クラフトビールをつけて4000円ほど。物価が高いと思いましたが、朝からのビールはおいしく、ミラノまでの機内も快適に過ごせました。

ミラノマルペンサ空港に到着し、ホテルにチェックインしたのがお昼の12時前。
今回のホテルはダブルツリーバイヒルトンミラノです。
部屋も広くバスタブもありリラックスできます。
サローネ会場までもチェルトーザ駅から一駅と便利。
早速、到着した日の午後には、駅まで歩いて電車でサローネに向かいました。
【サローネ会場レポート】
■fasam


最初に訪れたのは、fasemのブース。
本革の美しいフォルムが魅力的なチェア、天然大理石の天板と革が選べる脚の円形テーブル、背の革使いが印象的な新作チェアなどをチェック。
Fasemは、住賓館でも取り扱っているメーカーで、メールなどで、日本人の体型に合うサイズ変更などについて直接やり取りを行っています。
今、入荷しているP90チェアについて担当者に確認すると、とても人気のあるチェアだと教えてくれました。
■COLOS



COLOSも住賓館で取り扱っているメーカー。
展示のチェアは、シートと脚の素材やデザイン、カラーが豊富で、色々な組み合わせができる新作。
屋外でも室内でも使えるハイセンスなチェアです。
北欧スタイルの空間にもマッチします。
■giorgio collection


giorgio collectionは、ミラのサローネでは必ず訪れるブース。
ミガキ仕様のインテリアを研究するためです。
突板の独特な張替えによる美しい模様、ミガキと異素材との組み合わせ、光が当たった時に見せる魅力的な輝きを、じっくりしっかり観察。
今回も学ぶことがたくさんありました。
■ALTACOM



住賓館でも人気の高いALTACOM。今回の重要ブースの一つです。
伸長・昇降・チェアなど様々な新作がありました。
昇降テーブルもコンパクトサイズ、天板薄めで軽量化、柄合わせを考えられたものなど進化しています。
特にメラミン・セラミックの質感が上がって高級感があります。


新作の中には、「TOKYO」と名付けられた伸長テーブルもありました。
また、カラーの新色もあり、テーブルと椅子の脚の色を揃えたり、違えたり。その見せ方、演出法も参考になりました。
さらに、コンソールからコンパクトテーブルになるタイプもあり、日本の住宅にも合いそうです。
動作もスムーズでした。
年末には、住賓館にALTACOMの新作が入荷します。
■COMPAR


こちらも住賓館で人気のあるCOMPAR。
セラミックテーブルはマットで高級感があり、伸長の動きもスムーズです。
ダイニングチェアは、ファブリック仕様で細いスチールフレームの新作です。
スチールのカラーもオーダーでき、センスのいい空間作りができます。
目を引いたのが、特有の温かみのあるムラノガラスを使ったテーブルです。
天板サイズは直径350mm・480mmで、高さは270mm・400mmが選べます。
天板模様も2種類あり、コンビネーションした組み合わせはお勧めです。
COMPARでは、今回も魅力的な家具と出会えました。
■GAMMA



革張り専門のソファメーカーのGAMMAは、長年取り扱っているメーカーです。
質のいい革、ステッチの技、そして革を張り込む技術の高さには、いつも見惚れてしまいます。
リビングのアクセントになるスツールは、座面を取ると中は収納スペースになっています。
ファブリック・革のコンビなど自分スタイルのスツールが作れます。
■Frag


革張りチェアのトップブランド・Fragの新作は、無駄のない薄いパーツで構成されたチェア。
しなやかな革の質感が心地よく、落ち着いて過ごせそうです。今後入荷を予定しています。
背からアームを別の革で巻いたパーソナルチェアは、遊び心も感じられます。
■CASA MAGNA


ポルトガルの家具メーカー・CASA MAGNAのブースです。
ロースタイルのファブリックソファは、丸っこい柔らかなフォルム。
背はラタン・ウッドからセレクトできます。
ざっくりとしたファブリックは、今回のサローネで多く見かけました。
■LAMINAM


今回は、サローネ会場を飛び出して、いくつかのショールームを訪問。LAMINAMもその一つです。
LAMINAMは、これまでのセラミック素材とは比較にならない大きさと薄さを実現した新素材で、外壁・内装のほかにも様々な素材として使われています。
ALTACOM・COMPARのテーブルで使われているのもLAMINAMのセラミックです。
イタリアならではの色調とデザインセンスが光る豊富なラインナップも魅力です。
■NATUZZI

NATUZZIのショールームで一目惚れしたガラスのテーブルです。
このセンスはイタリアならでは。自分でも欲しいと思ったテーブルです。
インテリアだけでなく、観光やグルメも堪能
ミラノで仕入れた様々な情報をお伝えします





今回のミラノ訪問では、観光やグルメもこれまで以上に楽しみました。
ファンション・インテリアのショップが立ち並ぶブレラ地区を歩き、ブレラ美術館やドゥオーモ(ミラノ大聖堂)へ。歴史あるお店でのピザをはじめ美味しい料理も堪能しました。
今回のミラノサローネ視察で実際に家具に触れた感触やメーカー担当者から仕入れた生の声はもちろん、インテリア以外でもお答えできることであれば何でもお答えします。
気になることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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