先月、広島県府中市に土井木工を訪ね、住賓館でも人気のブランド「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」のソファの打ち合わせをした際に、工場を見学させてもらいました。 その木材倉庫には、北海道のミズナラ、ウォールナット、チェリー、ハードメープルなど、最高級レベルの木材が積み上げられ、それはまさに宝の山! 他社には決してマネのできない、「本物の家具」を土井木工が作り上げる最大の要因は、この宝物のような素材にありました。 |
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倉庫に山積みされた最高級レベルの木材 | ||
土井木工では、昭和24年創業当時から厳しい目利きで選び抜いた最高レベルの木材だけを買い付けてきました。 そして買い付けた木材は、自社倉庫でじっくりと天然乾燥させて、何十年もかけて良質の家具材に育てていきます。 北海道のミズナラやウォールナットなどの良質の木材は、今では原木そのものが希少であり、その上20年も30年もかけて育てられた木材は、それだけでもう芸術品。 しかも、こうして大切に育てた木材をさらに厳選し、その木材のいいところだけを使って家具に作り上げていくのです。 土井木工が作り上げる家具がいかに素晴らしいか。 今回、その倉庫に積み上げられた木材を見て、改めて土井木工の家具のレベルの高さを実感しました。 |
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■20年、30年と時間をかけて育てられた宝物のような木材。 | ||
高品質のミズナラやウォールナットは年々入手が困難になっていますが、土井木工の倉庫には、今ではどんなにお金を積んでも手に入らないような希少な木材が大量に保管されています。 特に木材業界は長年の信頼と実績を重んじるため、新規参入者が大金を積んでも手に入れることはできません。 創業60余年の信頼と実績、何よりも「いい木」にこだわり、大切に育ててきた結果が、このお宝ストックなのです。 |
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この上なく贅沢な木どりがもたらす芸術的家具 | ||
工場内で「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」ソファBUのアーム部分の木材選びを見ることができました。 「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」ソファBUに使われているのは、50ミリ厚の完全無節の最高級クラスの幅広材。 そこから木目の美しい部分だけを厳選し、家具を組み立てていきます。 豊富なストックと本当にいいものを作るというこだわりが、ソファBUの芸術的なアームの美しさを作り出しています。 |
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■72枚中、使えるのはたった18枚! | ||
ウォールナット材の山から「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」ソファBUのアーム部分に使用する木材を選びます。 1枚1枚節がないことを確認し、木目の美しさを慎重にチェックしながら、アーム部分の型を当てて一番美しい部分を選んでチョークで印をつけていきます。 この木板に書かれているのは、今回の選択情報。 素材はウォールナット。8/4は、2インチ、約50ミリ厚のこと。 FASは、節などのない最高級グレードを意味します。 そして、18/72枚とは、72枚チェックした中で、「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」ソファBUのアーム部分に使用できる木材は、18枚しかないということ。 これだけ贅沢な木どりをしている、いや、できるのは、土井木工しかありません。 |
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■美しい木目を美しく仕上げる | ||
これが完成した「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」ソファBUのアーム部分。 肘置きから床へ向かう垂直方向へと鋭角に曲がっているにもかかわらず、ずっと木目がつながっています。 土井木工では、府中家具の産地にあって長年婚礼家具を生産してきただけに、扉など表面の顔部分にもこだわりを持っています。 木目の流れや向きが揃っているかを一度仮組してバランスをチェックし、それから丁寧に組み合わせていくのです。 しかも「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」シリーズは、肘から前だけでなく後ろ面も一枚板が流れています。 さらに、肘は左右にあるので、片肘の木目がつながっているのはもちろん、左右の木目の向きやバランスもしっかり揃えて作られています。 どこから見ても美しい姿にはため息が出ます。 |
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婚礼家具の産地・府中伝統の技 | ||
「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」ソファの人気を支えているのは、土井木工の持つ豊富な良材ストックが大きな要因ですが、その素材を芸術品の域に組み上げる高い技術力も忘れてはいけません。 土井木工の高い技術力、これも間違いなく土井木工の宝物です。 |
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■伝統の木工技術がデザイン性も高める | ||
婚礼家具で培った高い技術力は、産地・府中の中でもトップレベル。 その伝統技術を「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」ソファでも余すことなく発揮しています。 例えば、府中家具が得意とする伝統技術の蟻組み(ありぐみ)。 ソファBUの背もたれ部分の上部の接合は大蟻組み(おおありぐみ)で組まれています。 また、土井木工のソファMの肘部分も蟻組みでしっかり組まれ、耐久性を持たせながらデザインのアクセントにもなっています。 さらに「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」シリーズの中でも玄人受けするソファDの立体的なアームは非常に高い技術を要します。 |
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デザイナーとのコラボで、デザイン的にも「本物」を追求。 | ||
良質の素材、高い技術力を持ち合わせる土井木工。 この2つの宝物に対して、「本物の家具」を作りたいという同じ思いが共鳴したデザイナー・道畑拓美さんとのコラボによって生まれたのが、「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」です。 素材、技術力、デザインのすべてにおいて「本物」を追求した「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」は、スタート時こそ、その価格面で敬遠されたものの、今では住賓館でも人気。いいものはやはり、認められるものです。 また、土井木工の素材と技術に対するぶれない信念の一方で、デザイン面では、外部デザイナーともコラボレーションし、柔軟に対応しています。 その懐の深さや大らかさも土井木工の魅力の一つです。 今回、工場を見学してみて、土井木工が作る家具なら自信を持ってお客様にご提案できると確信しました。 これからも住賓館では、土井木工および「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」の家具を皆様にご紹介していきます。 どうぞご期待ください。 |
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毎日ブログで更新! 住賓館の豊富な品揃え、どんどん公開します。 |
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住賓館では現在、毎日お届けしている「住賓館ブログ」で、「豊富な品揃え・全部見せます!2011」と題して、店内に展示している家具をご紹介しています。 今回ご紹介した土井木工や「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」はもちろん、人気の飛騨家具やイタリア家具、マニア垂涎の希少家具まで、毎日どんどん紹介していきます。 しっかりチェックしてお目当ての家具が登場したら、電話、メール、FAXでお問い合わせください。もちろん、ご来店も心よりお待ちしております。 ぜひ、お気軽にご連絡、ご来店ください。 |
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