2017年の住まいのトレンドとして、テレビや雑誌などで取り上げられている「リビ充家族」。リビングという空間を共有しつつ、それぞれが好きなことをして充実した時間を過ごす家族のことです。
そのため書斎や子ども部屋などの個室を狭くしてもリビングを広くする間取りや、リビングを少しでも広く、開放的に見せる家具選びやコーディネートに注目が集まっています。
そこで今回は、リビ充家族のためのインテリアを考えてみました。家具のサイズや高さ、カラーなどを工夫することで、長時間いても家族みんなが快適に過ごせるリビングにすることができます。
ワンサイズ小さめのロースタイル家具でつくる空間広々リビング
リビ充家族が快適に過ごすために必要なのは、空間を広く見せて、ゆったりくつろげるリビングにすることです。
ソファやボード類などの大物家具は、シンプルなデザインを選んで家具の高さを抑えると、天井までの空間が広がってリビングに開放感が生まれます。
また、部屋の大きさに対して、通常置くよりもワンサイズ小さめの家具を選べば、空きスペースが部屋に抜け感を出し、部屋をより広く見せてくれます。
そこで今回選んだのが、Master Wal(マスターウォール)のDENISH SOFA (デニッシュソファ)と、同じくMaster Wal(マスターウォール)のSHADOW AV BOARD(シャドーAVボード)。
【 Master Wal・DENISH SOFA 】
Master Wal(マスターウォール)のDENISH SOFA(デニッシュソファ)は、肘無しのシンプル構造で、低い座面にゆったりとくつろげるソファ。今回は、ワイド1800mmの3シータータイプを選びましたが、DENISH SOFA(デニッシュソファ)は、サイズバリエーションが豊富で、カウチスタイルにすることもできます。部屋の広さや家族構成に合わせていろいろ選べるのも、このソファの魅力です。
座面高は300mmで、高さ670mmと、ダイニングテーブルよりも低いローソファなので、部屋全体が広く感じられます。
座面高300mmでも、座クッションには適度な硬さがあるので、立ち上がりもスムーズにできます。
座の奥行きは900mmのゆったりサイズ。あぐらをかいたり寝転がることもできます。さらに背のクッションをはずせば、シングルベッド並のスペースができ、仮眠をとることもできます。
座のクッションは、背に向かってわずかに薄くなっていて、背のフレームや背クッションとのバランスが絶妙。もたれるのにちょうどいい角度で、長時間でも楽に過ごせます。
背と座のクッションはカバーリング仕様。座のクッションは、比較的硬めなのに対して、フェザーを含んだ背のクッションはやわらかく、体が包み込まれるような座り心地です。
フレーム木部は、ブラックウォールナットの無垢仕様で、クッションを乗せると枠周りの木部がさり気なく見えます。フレームから座のクッションがわずかに飛び出しているので、床に座ってソファに寄りかかっても、快適に過ごすことができます。
【 Master Wal・SHADOW AV BOARD 】
場所を取らないガラス引き戸のSHADOW AV BOARD(シャドーAVボード)は、DENISH SOFA(デニッシュソファ)の座面高と同じ高さの300mm。ロータイプでシンプルなデザインながら、贅沢に使用したウォールナットの無垢材が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
高さ300mmのロータイプなので、ソファに座った姿勢はもちろん、床に座ったり、寝転がっても無理なくテレビを見ることができます。家族それぞれがお気に入りの場所で、思い思いの姿勢で楽しめます。
フロント面の下の部分は浮かしが入っているので、抜きのスペースができて圧迫感がありません。
フロントガラスは、ブラック強化ガラスなので、テレビの画面との相性もよく、中の造りもシンプルなので、AV機器を自由にレイアウトできます。また、後ろはオープンスタイルなので、配線も楽にでき、テレビを壁掛けタイプにしたときの配線にも便利です。
ノルズィ工房のギャッベは、他メーカーにはないモダンなものが多いのが特長。このギャッベもベースカラーのベージュとマス目模様デザインがシックで、北欧スタイルやモダンスタイの空間に似合う一枚です。
マス目模様のデザインは、コテ焼きでラインをつけ、その後ハサミで整えて仕上げたものです。焼きを入れることで表面に凹凸ができるために立体感が出て、奥行きのある味わいが生まれます。
ギャッベは、100%ウールの手織り絨毯なので、夏や涼しく、冬はあたたか。一年中快適な肌触りで過ごせます。
【Select Point】
リビ充家族のためのリビングづくりには、空間を広く見せる家具選びが重要です。そのために今回は、ロースタイルで開放感を出し、ワンサイズ小さな家具や床から浮いたデザインの家具で空いたスペースや抜け感を出して空間に余裕を持たせました。
また、リビングを広く見せるためには、カラーも大切なポイントです。大物家具は、フローリングや天井、カーテンやクロスなど、部屋の広い部分のカラーやトーンを合わせると、部屋と馴染んで圧迫感を与えません。
ベースとなる部屋全体のカラーやトーンを揃えて、小物でカラーアクセントをつけると、遊び心が加わって、楽しく居心地のいい空間ができあがります。
【コーディネートに使用したアイテム】
メーカー 土井木工
商品名 Master Wal(マスターウォール)
DENISH SOFA(デニッシュソファ)
サイズ W1800×D900×H670・SH300(mm)※3シーター
販売価格 300,000円(税別)
メーカー アカセ木工
商品名 Master Wal(マスターウォール)
SHADOW AV BOARD(シャドー AVボード)
サイズ W1800×D450×H300(mm)
販売価格 150,000円(税別)
メーカー ノルズィ工房
商品名 ギャッベ
サイズ W2400×D1730(mm)
販売価格 1,109,000円(税別)
※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
リビ充家族のために考えた今回のコーディネートですが、開放的で居心地のいいリビングづくりは、ひとり暮らしやカップル、ワンルームなど、どんなライフスタイルにもおすすめできます。
住賓館では、部屋を広く見せる工夫を取り入れて、一人ひとりが充実した時間を過ごせる家具選びやコーディネートのお手伝いをしています。今の暮らしをもっと快適にしたい方は、ぜひご相談ください。
■今回ご紹介した製品をYouTubeでご覧いただけます。