厳しい寒さが続いた年明け。あたたかいわが家で過ごす幸せを感じた方も多いのではないでしょうか。お気に入りの家具に囲まれて、家族団らんや一人の時間を満喫すれば、心もぬくもり、外気の冷たさも少しは和らぎます。
2018年最初の「比べてみました」特集です。今回は、最近お客様からの問い合わせが多い「背付きベンチ」を取り上げました。ダイニングテーブルにセットすれば椅子を置くよりも多くの人数に対応でき、背付きであれば単独でソファとしても使うことができます。
今回選んだのは、geppo シードベンチ NFC-781(日進木工)、BOSS STYLEベンチ(柏木工)、Forms ベンチ DCC-1135(日進木工)の3種の背付きベンチです。
いずれも後ろ姿までも美しい魅力的なベンチです。
ちょい肘、コンパクト、軽量。日進木工の魅力を詰め込んだベンチ
〜日進木工:geppo シードベンチ NFC-781〜
日進木工のシードベンチは、人気シリーズgeppo(ゲッポ)の特長をしっかりと受け継ぎ、細部まで丁寧に仕上げられています。
背の木部の曲げ木や継ぎ目のフィンガージョイントなど、美しさと丈夫さを高いレベルで両立させる技術は、日進木工ならではの職人技です。
その上、コストパフォーマンスにも優れ、先に発表して好評を得たシードチェア2脚分の価格よりも低く設定されています。
北欧スタイルのダイニングセットに加えるベンチとして人気があります。
シードベンチの特長は、シードチェア同様、ちょい肘、コンパクト設計、軽量スタイルの3つ。曲げ木の背から滑らかなカーブを描いてつながるアーム、さらにそのまま後ろ脚へと流れる一連のラインの美しさ。
その高度な加工技術は、見た目の美しさだけでなく、軽量化も実現させています。
ワイド幅は1200mmのコンパクトサイズですが、ちょい肘タイプなので大人2人でゆったり座ることができます。奥行きも516mmとシードチェアとほぼ同じ。
場所を取らず設置でき、軽量なので移動もラクにできます。
ちょい肘は、腕を自然とのせることができる絶妙な高さ。
しかもテーブルにセットした時にアームが邪魔にならずに、出入りもスムーズにできます。
低めの背板がちょうど腰下を支えてくれるので、体が安定し、長時間座っても疲れません。
ウレタン仕様の座面も程よい硬さで、奥行きも浅いので体がずれにくく、立ち上がり動作もラクにできます。
ダイニングテーブルにセットする場合は、テーブルのワイド幅1500mm前後が最適です。
1300mmの場合は、1本脚スタイルのテーブルを合わせるのがおすすめです。
単独でリビングなどに置きいてサイドテーブルと組み合わせるのもおすすめです。
お茶したりタブレット操作したりできるくつろぎコーナーが出来上がります。また、コンパクトサイズなので、玄関のスツールとしても使えます。
まるでソファのようなゆったりした座り心地のベンチ
〜柏木工:BOSS STYLE ベンチ〜
柏木工のBOSS STYLE(ボススタイル)は、座面であぐらを組んでくつろげるボスチェアの流れをくみ、家具はこうあるべき、との概念を超えて、くつろぎと心地よさを追求しているシリーズです。
このベンチも食事中はもちろん、食後もゆったりとくつろいだ時間を過ごしてもらいたいとの思いから、まるでソファのような座り心地のベンチが生まれました。
使用する空間や使い方に制約されず、新しいダイニングスタイルを提案するベンチとして作られただけに、ソファに近い座り心地でゆったりとくつろげます。
ワイド幅も1650mmと、今回の3種の中でも一番広く、大人3人でもゆっくり座ることができます。
背も座も肉厚で、座面には切り込みもあります。まさにソファ感覚のベンチです。
ワイド幅1650mmと広い上、アームもなく座のクッションもしっかりしているので、身長180cmの男性でも横になってくつろいだり、仮眠したりできます。
背中はウレタンがしっかり入って背当たりがよく、座面も肉厚で非常に座り心地がいいベンチです。座面の中央には切込みが入っているのでお尻が滑るのを防いでくれます。
座面の前に座って食事をしても、背にもたれてくつろいでも体をしっかり支えてくれるので、どんなシーンでも、どんな姿勢でも快適に過ごすことができます。
テーブルのワイド幅2000mm〜2300mmに対応でき、存在感のある一枚板との組み合わせもおすすめです。
また、リビングのソファ代わりに使うこともできるので、普段はソファとして、ゲストが増えて大人数で食卓を囲むときにはダイニングベンチとして活用することもできます。
包み込むような曲げ木の背板に癒やされるベンチ
〜日進木工:Forms ベンチ DCC-1135〜
日進木工のForms(フォルムス)は、チェア、テーブル、ソファ、ボードなど家族が集うリビングダイニングルームで重要なアイテムを、樹種やカラー、サイズや組み合わせを選んで、より自分らしいインテリアをカタチにできるオーダーシステムです。
今回ご紹介するベンチは、樹種に美しい木目と深みのある色調のブラックウォールナットを選んで、クールな中にも木の温かみが感じられるベンチを完成させました。
ワイド幅は1400mm、奥行き535mmで大人3人が座れるベンチですが、スッキリと洗練されたデザインとフォルムによってコンパクトに見えるため、空間を広く見せることができます。
背板の両サイドは曲げ木を使用した少し内側に入ったデザインになっています。やわらかな印象を与えるとともに、体をやさしく包み込んでくれます。
背板のサイドがカーブしているので、ベンチの端に座っても体を包み込んでくれるので快適です。
また、座面より脚が内側についているので、端に座っても脚を挟んで座ることになるので足まわりがラク。
しかも脚の上に体重がかかるので、ぐらつかずに安心して座ることができます。
木の背ですが、体を受ける部分が大きく、フィット感があるので、浅く座っても深く座って安定したポジションをトルことができます。
背骨の中心から下をしっかり支えてくれるので長時間くつろぐことができます。
テーブル幅1500〜1600mmのダイニングベンチとしておすすめです。
ベンチの脚間は1000mmとやや狭めなので、テーブルに収まりやすく便利です。
【Select Point】
ダイニングセットを組む時に、最近人気のベンチ。椅子を置くよりも多くの人数に対応できて、出入りもラク。
座面が広く水平なので荷物を置くこともでき、ペットと並んで座ることもできます。
特に背付きタイプで後ろ姿も美しいベンチなら、安心感があり、単独でソファやスツール代わりに使うことができます。
さらに軽量であれば食事の時はダイニングに、くつろぐ時はリビングへの移動もラクにでき、使うシーンや座る人数の増減に応じていろいろと活用することができます。
【コーディネートに使用したアイテム】
商品名 geppo(ゲッポ) シードベンチ NFC-781
サイズ W1200×D516×H695・SH430(mm)
販売価格 70,000円(税別)
メーカー 柏木工
商品名 BOSS STYLE(ボススタイル) ベンチ
サイズ W1650×D645×H785・SH430(mm)
販売価格 262,000円(税別)
メーカー 日進木工
商品名 Forms(フォルムス) ベンチ DCC-1135
サイズ W1400×D535×H755・SH430(mm)
販売価格 161,000円(税別)
※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
背付きベンチは、年配の方やお子さんでも安心して座ることができ、同じテーブルでも椅子よりも大人数に対応できるため、家族や小さなお子さんのいる方におすすめです。
また、椅子を何脚も並べるよりもスッキリするので、お部屋を広く見せたい方に、さらには引越しが多い方にもおすすめです。
住賓館では、今回ご紹介した以外にもたくさんのベンチを取り扱っています。また、サイズやカラー、ファブリックなどのオーダーもお受けしていますので、お気軽にご相談ください。メールや電話、FAXにも対応していますので、こちらでもお気軽にお問い合わせください。
■今回ご紹介した製品をYouTubeでご覧いただけます。