人気テレビ番組「カンブリア宮殿」の中で、司会の村上龍さんに「立ち上がりたくない椅子」と言わしめたSEOTO-EXのLDアームチェア。
飛騨産業では、医学的知見と人間工学を元に産官学共同で「腰にやさしい椅子」の研究開発を行っていますが、SEOTO-EXシリーズはその研究をベースに生まれました。
腰にやさしく、座り心地の満足度も高く、飛騨の家具ならではの曲木を駆使した確かな造りとデザイン性の高さも併せ持つ魅力的なシリーズです。
今回ご紹介するSEOTO-EX・LDセミアームチェアは、LDアームチェアに次いで誕生したちょい肘タイプの椅子です。
身体への優しさと美しさに加え、立ち座りのしやすさも魅力の一脚です。

やわらかなラインを描くセミアーム。面カットも丸面のため、立ち上がり動作のときにつかみやすく快適です。
肘高はLDアームチェアよりも25mm高く、座面から肘までは215mm。無理なく自然と肘をのせるのに最適な高さです。

背、アーム、脚までが一つながりの美しいライン。
最高の座り心地と最高のデザインを目指すSEOTO-EXシリーズのこだわりと技術力が確認できる部分です。

医学と人間工学を元に研究された座面シートは、お尻を包み込むような形状。
座面後部が3次元に立ち上がっているのでお尻がずれたりせず、安定したポジションがとれます。

背のシートは、曲木のフレームにスフレ入のモールドウレタンを組み合わせたスタイル。
背クッションも横方向と縦方向にRをつけた3次元形状になっています。
人は立った時の姿勢が一番椎間板に負荷をかけないとされていることから研究してこの形が完成したそうです。

高い技術力と丁寧な仕事が感じられる背の曲げ木部分。
後ろ姿にも美しさがあります。
また、曲木中央の下には手掛けが彫り込んであるので、椅子の引き出しが楽にできます。

座るとまず座面シートが体を受け止め、その後背クッションで受ける感触があります。
深く座っても浅く座っても、3次元の座面シートと背クッションによって心地よいホールド感があり、腰も安定し、長時間座っていても快適に過ごせます。

日進木工のSof（ソフ）は、美しい曲線、柔らかな手触りと優美なデザインで人気のOval（オーバル）シリーズの後継機種として誕生したシリーズです。
手に馴染む川原の石ころなど、長い年月を経た自然の造形をお手本に、上質な木材を丁寧に優しく削りこみ、自然で角のないフォルムに仕上げられ、どこを触っても優しく、温かみのある美しさを持っています。

セミアームの面カットも丸面のため、立ち上がり動作のときにつかみやすく快適です。
脚も座を支えるフレームも面取り加工が施され、どこを触っても滑らかな手触りで、心癒されます。

背から続くアーム部分は宙に浮いたつくりなので、アームの下まで足が入り、真横向きに座ることもできます。

座面はゆったりしていて、ボリューム感のあるクッションや板座のざぐりのようにお尻にフィットする形状になっているので、座り心地も快適です。

背の部分は、曲げ木、接ぎ木、ジョイントフィンガーなど高度な技術を集結させたつくり。
削り込みと曲げで極限まで薄くし、絶妙な傾斜角度をつけた背は、当たりがやわらかで、どんな体型でも体を優しく受け止めてくれます。

深く座っても、浅く座っても背の計算された傾斜によって、体と背の間に隙間ができず、どの姿勢でも背当たりがやさしく、体にフィットします。
クッションタイプでない木の背ですが、女性や痩せ型の方も痛いと感じることはなく、長時間座り続けることができます。

くつろげるイスとして生まれた柏木工のBOSS（ボス）シリーズ。今回ご紹介するBOSSダイニングチェアは、人気の高いBOSSイージーチェアのダイニング版です。
イージーチェアよりワイドは約100mm短く、座面高は50mm高く、ダイニングテーブルに合わせやすいサイズになっていますが、くつろぎ感はそのままなので、食後もゆっくり過ごせるLDチェアとしてもおすすめです。

チョイ肘スタイルでも肘自体は大きめなので、ゆったりと肘をのせてリラックスすることができます。
肘をのせた姿勢でスマートフォンを操作したり、本を読んだりも余裕。アーム先は丸面なので、立ち上がり動作も楽にできます。

アーム下に添え木があるので、アームに肘をのせて体を預けても安心です。
またチョイ肘で座面の幅と奥行があるので、片肘姿勢になったり、横座りをしたり、その時々のベストポジションで寛げます。

3次元形状の立体的な背のクッションは厚みがあり、背に沿うように施されたモールドウレタンにより、心地よく体にフィットします。

座面もワイドで厚みのある立体構造。座面後部には止まりがあり、座ぐり加工を施した板座のように適度なホールド感があります。
お尻が後ろに落ち込まず、ファブリック仕様なのでお尻が滑ることもなく快適なポジションを保てます。

浅く座っても深く座っても背と座の立体構造により、体が安定し、長時間座っても疲れません。
背のクッションが良く座面幅も広いので、横向きはもちろん、座面の上であぐらをくんだり正座したりと、自分なりのリラックス姿勢で過ごすことができます。

【Select Point】
セミアームチェアを選ぶポイントは、アームに肘をのせるので、座面と背当たりが快適であること。そして立ち上がり動作の時に肘が使いやすいかどうかが大切です。
飛騨産業のSEOTO-EXアームチェアは、医学的知見と人間工学を元に身体へのやさしさや座り心地を追求し、詰め物にもこだわった椅子。妥協しない飛騨産業のこだわりが感じられます。
日進木工のSofセミアームチェアは、お尻や背にフィットさせるため座の成形や背の傾斜角度までこだわった椅子。高度な技術を持つ日進木工ならではの一脚です。
柏木工のBOSSダイニングチェアは、椅子を座る道具というより、椅子の上のくつろぎ空間で心地よく過ごすという、これまでの家具にない発想でつくられた椅子です。
いずれもセミアームチェアを選ぶポイントを高いレベルで達成しています。

◆Recommend
セミアームチェアは、フルアームチェアのように肘をのせてリラックスしたいけど、正面だけでなく、横座りをしたり、立ち座りの動作を楽にしたい方におすすめの椅子です。また、肘が短いので椅子を大きく引かずに出入りできるため、コンパクトなダイニングスペースで使いたい方にもおすすめです。
さらに長時間リラックスして過ごせるセミアームチェアは、ダイニングチェアだけでなく、LDチェアやデスクチェアとしてもお使いいだだけます。
住賓館では、多彩に使えるセミアームチェアを取り揃えています。お気軽にご来店、またはお電話やメール等でお問い合わせください。